最終更新日:2023年12月8日 公開日:2020年11月8日
2023年度(令和5年度)の世田谷区エコ住宅補助金は予算額に達したため、10月16日(月)に受付終了となりました。
世田谷区民を対象にした屋根と外壁塗装の補助金制度をご存知でしょうか?
もし、今現在施工を検討されているのであれば本補助金の活用も併せてご検討頂くと良いかもしれません。
本補助金制度は正式には「世田谷区エコ住宅補助金」と言います。施工金額の10%、最大で20万円を世田谷区が負担してくれます。
世田谷区では「せたがや版RE100」という、電力を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目標に掲げた取り組みを行っています。「世田谷区エコ住宅補助金」はその一環として、屋根・外壁・窓などの住まいに関する工事や、省エネ設備を導入する際に発生した費用の一部を世田谷区が負担してくれるという制度です。
2022年度までは「世田谷区環境配慮型住宅リノベーション推進事業補助金」という名称でしたが、2023年度から「世田谷区エコ住宅補助金」に短く名称変更になりました。
この記事では「世田谷区エコ住宅補助金」を利用して、屋根塗装(+外壁塗装)する場合の概要や申請方法などを説明します。
世田谷区の公式サイトだけでは少し分かりづらいところも、区役所に電話確認し、なるべく分かりやすくまとめました。
なお、この補助金は、2013年から開始され今年度まで毎年予算が確保されていますが、毎年その内容は少しずつ変化してきており、しかも、次年度も同様に予算が確保されるかは分かりません。(つまり、来年度は無くなる可能性もあります。)
2023年度は4月1日から施行されましたが、既に補助金の存在を知っている方も多く人気があるため予算が無くなり次第予告なく終了となる可能性があります。10月16日(月)に予算額に達したため受付終了となりました。
2022年度は4月1日から施行され、予算は6,000万円ほどでした。2021年度は予算2,000万円で9月に予算が無くなりましたが、途中で追加予算が決定されました。
弊社は2017年から弊社で施工して頂くお客様に限り、この補助金申請を代行しております。プライバシーの観点からご自分で申請したいという場合でも丁寧にサポートいたします(ちなみに今までに申請が通らなかったケースは1度もございません。)。
もし、少しでも屋根塗装(+外壁塗装)をご検討されている場合は、ぜひお早めにご相談ください。
概要
- 補助金の金額
- 工事経費の10%(上限金額20万円)
- 対象者
- 世田谷区に住民登録があること、など
- 詳細は後述
- 対象となる施工
- 屋根の高反射率塗装(必須)
- 外壁塗装(屋根の高反射率塗装と併用した場合のみ)
- 既存の住宅への施工(新築はNG)
- 区内の事業者による施工
- 申請書の受付期間
- 2023年4月1日~2024年1月末まで
- 完了届などの提出期限
- 2024年3月18日まで
- 区役所窓口
- 世田谷区環境政策部環境・エネルギー施策推進課
〒158-0094 世田谷区玉川1-20-1
二子玉川分庁舎 B棟3階 B37窓口電話:03-6432-7133(平日8:30~17:00)
補助金の要件
申請者の要件
申請者が、次のいずれかに該当すること。
- 世田谷区内にある自分が所有する住宅(分譲マンションの区分所有を含む)に居住している世田谷区民
- 区内にある賃貸住宅を所有している世田谷区民
補助金対象の要件
次の条件をすべて満たすこと。
- 世田谷区に住民登録があること
- 世田谷区内に店舗、営業所などを置く施工業者と契約し、施工すること
- 申請する建物が建築基準法令に適合していること
- 申請する建物が耐震性を有すること(昭和56年6月1日以後に建築確認済証が交付された住宅)
- 申請する工事と同一の工事について区の他の補助金を受けていないこと
- これまでに、環境配慮型住宅リノベーション推進事業補助金を受けていないこと
- 特別区民税・都民税の滞納がないこと
- 建物の所有権を有する者が複数の場合は、当該所有権を有する者全員の同意を得ていること
- 4の耐震性に関しては、耐震補強工事を行い、耐震基準適合証明書の提出ができる場合は申請可能です。
施工の要件
- 日射反射率(近赤外線)50%以上を有する塗料を用いる塗装工事であること
- 国内の第三者機関によるJIS規格に基づく日射反射率を証明するもの(試験結果報告書等)があること、又はこれに類する証明があること
- 屋根又は屋上(ルーフバルコニー含む)の施工であり、太陽光発電システム、太陽熱ソーラーシステム及び太陽熱温水器の設置箇所を除く全面の施工であること
- 屋根塗装と併用する場合のみ、外壁塗装も助成金の対象となる。外壁は全面の塗装をその対象とする(南面のみ、など一部は不可)。
補助金申請→振り込みまでの流れ
※弊社を「委任先」に指定する場合
申請に必要な書類
本補助金について概要がまとまっているリーフレット(令和5年度世田谷区エコ住宅補助金のご案内)の内容から「屋根塗装(+外壁塗装)」に必要なものだけをまとめました。
詳細
1:交付申請時
- 交付申請書
- 建物の図面
- 現況カラー写真(建物全景と改修箇所)【弊社にて用意】
- 使用する製品のカラーカタログ・パンフレット【弊社にて用意】
- 使用する塗料の基準を満たすことを証明するもの【弊社にて用意】
- 見積書(詳細がわかるもの)【弊社にて用意】
- 建物の登記事項証明書(原本) ※発効日が申請前3ヶ月以内のもの
- 申請者の住所が確認できるもの・写し(運転免許証、マイナンバーカード・住民票原本)
2:契約締結後
- 契約書の写し【弊社にて用意】
3:工事完了後
- 完了届(区役所から送付されます)
- 施工工程・施工後の写真【弊社にて用意】
- 使用した製品等が確認できるもの(製品名や品番が確認できる写真)【弊社にて用意】
4:交付額決定後
- 交付請求書(区役所から送付されます)
- 口座振込依頼書兼登録申請書(区役所から送付されます)
書類提出に関する注意点
書類提出時に、以下の点にご注意ください。
- フリクションペン等の「消えるボールペン」は使用不可
- 修正液やテープで修正した書類は不可。新しい用紙に書き直すか、二重線を引き訂正印を押印すること。
- 期日を超えた場合は、申請書類は受付不可
- 提出後の書類は返却されない
各書類の入手先一覧
- 図面
- 家を建てる時に依頼した建築会社など
- 登記事項証明書
- 東京法務局 世田谷出張所(世田谷区役所南側150m)
- 受付時間:平日8:30~17:15
- 待ち時間:5~15分程度(混んでいる場合は30分弱)
- 収入印紙:600円/1枚(現金支払いのみ)
- その他必須事項:地番(地番は住所と異なります。権利書や法務局で確認してください。)
- オンライン申請あり
登記事項証明書のオンライン申請
登記事項証明書はオンライン申請が可能です。法務局のWebページから下記の手順で申請します。詳しくは「かんたん証明書請求ガイド」にイラスト付きでまとまっています。オンラインですが利用時間が8:30~21:00までになっているので注意が必要です。
- 申請者情報を登録する
- 請求書を作成する
- 手数料納付に必要な情報を登録する
- 請求書を送信する
- 手数料を納付する
弊社のサポート内容
弊社は、「世田谷区エコ住宅補助金」の対象事業者です。
弊社では本制度をご利用頂くための2つのサービスをご用意しており、下記1・2どちらかをご指定頂けます。
1:申請書類の作成と申請代行
委任先を弊社にご指定頂くことで、弊社が代行して世田谷区役所に書類を提出いたします。ただし、お客様にてご用意頂く書類も複数ございます。
【おすすめ】2:申請サポート
申請書類にはプライベートな情報が含まれるため、ご自身で提出したいというお客様もいらっしゃいます。ただし、申請書類には塗装会社でないと用意しづらい書類もございますので、弊社がサポートいたします。