杉並区民を対象にした、住宅の外壁、屋根の遮熱塗装に対する助成金があることをご存知でしょうか。
「エコ住宅促進助成」という制度です(正式名称「杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策導入助成」)。
最終更新日:2023年8月11日 公開日:2022年9月18日
杉並区民を対象にした、住宅の外壁、屋根の遮熱塗装に対する助成金があることをご存知でしょうか。
「エコ住宅促進助成」という制度です(正式名称「杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策導入助成」)。
本制度の目的は、エネルギーの使用効率を高めると共に、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量を減らすこと。それに伴って、持続可能な社会の実現に寄与することです。
助成には「断熱改修等省エネルギー対策助成」という区分が設けられていて、屋根や外壁への「高日射反射率塗装」もその対象に含まれています。
外壁・屋根に遮熱塗料を使用することで、真夏でも屋内の温度の上昇を低減できます。それによってエアコンの温度設定を過度に下げる必要性が無くなるなど、「省エネルギー化」に寄与することになるのです。
この記事では、杉並区の「エコ住宅促進助成金」制度の概要と、遮熱塗装で助成金を受け取るまでの手続きについて説明いたします。記事の内容は杉並区のホームページで公表されている内容を、遮熱塗装工事のみに特化して分かりやすくまとめました(ホームページだけでは情報がやや不足していたり、少し分かりづらい内容も区役所に電話で問い合わせた内容を盛り込んでいます。)。
杉並区の高日射反射率塗装に関する助成金は、近年利用しやすくなっています(※)。ただし、助成金は年度の予算が決まっているので、予算を使い切った後は申請できません。屋根や外壁の塗装をご希望の方は、この記事を参考に、早めの申請をご検討ください。
助成金の交付申請の要件は、下記の項目を満たした工事であることです。
以下の1~5に該当する方が、申請の対象者となります。
本助成金制度では、弊社のような塗装業者を「代行者」として申請していただくことで、塗装工事と共に各書類の準備や区役所とのやり取りも、業者に依頼できます。
助成金の申請に必要な書類は多く(詳細は後述)、その中には工事に使用する塗料の性能証明書や作業前後の写真など、塗装業者でないと用意が難しい書類がいくつかあります。そのため、書類作成などの代行を引き受けてくれる塗装業者を選ぶことをオススメします。
ただし、申請書類にはプライベートな情報が含まれるため、業者には「必要書類の作成だけ」してほしいというご要望があるかと思います。弊社「塗装職人」では、お客様のご要望に合わせて、下記1・2、どちらかのサポートをご指定頂けます。
代行者を弊社にご指定頂くことで、弊社が代行して杉並区役所に書類を提出いたします。ただし、お客様にてご用意頂く書類も複数ございます。
プライベートな情報を含む書類をお客様にご用意いただき、杉並区役所への提出もお客様ご自身に行って頂きます。
区役所に提出する申請書類のうち塗料の性能証明書など、塗装会社でないと用意しづらい書類の用意のみを弊社が担当するサービスです。
弊社では、無料でお見積りを承っています。弊社に施工依頼をご検討されているお客様は下記の「お問い合わせ・見積もりフォーム」よりご連絡ください。
助成金の申請から、振り込まれるまでの流れは下記の通りです。
※「代行者」を指定する場合
お客様が、施工業者を選定します。本助成金制度を利用する場合、いくつかの業者から見積もりを取りましょう。本補助金制度では、塗装業者を「代行者」に指定できます。
代行者とは、書類作成や杉並区役所とのやり取りを一任された者のことです。助成金の申請には、業者でないと準備するのが難しい書類が多いため、一般の方が個人で申請するのは困難が伴うケースがあります。代行可能な業者、書類作成ができる業者を選択するのが無難です。
施工業者に見積りを依頼し、施工箇所を確定した上で見積書を受け取ります。この「見積書の写し」が申請の際に必要になります。助成金の申請は、工事開始の3週間前までに行う必要があります。また、期限までに完了報告が行えるように、スケジュールを調整しましょう。
また、その際に助成金申請の「代行者」をどうするべきか、施工業者と話し合いましょう。施工業者に「代行者」になってもらうためには「確認書(第4号様式)」の提出が必須です。確認書の中にお客様情報と代行者の記入欄に記入し、区役所に提出しましょう。
申請に必要な書類一式を、杉並区役所に提出します。業者への代行を依頼している場合は業者が提出します。
申請をしたのち、区役所で審査が行われます。3週間程度の審査ののち、助成金交付が決定した後に必要書類一式(助成金交付決定通知書、完了報告書、助成金交付請求書)が区役所からお客様に郵送されます。
完了報告書と助成金交付請求書は、お客さまが必要情報を記入の上、代行者にお渡しください。
申請が通ったことを施工業者に伝えてください。施工業者は施工を開始します。助成金交付決定通知書を受領した後に施工を開始する必要があるので注意が必要です。
施工中に工事の内容に変更や中止が生じた場合には、別途手続きが必要です。変更内容や変更後の工事費の確認などはお客様と塗装業者の間でしっかりと行う必要があります。
完了報告の書類一式を提出します。
区役所に提出した完了報告書等の審査が行われ、問題が無ければお客様のもとに「助成金交付額確定通知書」が送付されます。
完了報告時に提出した「助成金交付請求書」に記載された口座に助成金が振り込まれます。「助成金交付額確定通知書」が届きますので口座の入金額に間違いがないかどうかご確認ください。
完了報告から振り込みまでは、約1ヵ月程度かかります。
杉並区が発行しているリーフレット(令和5年度 杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成【エコ住宅促進助成】)の内容から、屋根・外壁塗装に必要なものだけにまとめました。これらの書類を揃えて申請と完了報告を行います。
書類作成時は、次の4点をご注意ください。
なお、「代行者」として施工業者を立てずに、お客様ご自身で助成金の申請をすることは可能です。
ただし、杉並区役所に問い合わせしたところ、代行者を立てずに申請される例は非常に少ないそうです。「一般の方では書類を揃えることや、面積を正確に測ることなどが難しいから」とのことでした。
必要な書類の一覧は前述しましたが、やはり自力で全て揃えるのは難しいかと思われます。本制度は、施工業者のサポートを受ける事を前提でご利用頂く方が現実的です。
書類を郵送する場合は、下記の点にご注意ください。
屋根への遮熱塗装は、屋内に届く熱を下げるのに効果的です。遮熱塗装による効果をサーモグラフィーで確認した動画をご紹介します。
弊社塗装職人では、杉並区内のお客様の施工も承っています。
参考記事:
杉並区のお客さまのご自宅のモルタル外壁を明るい色に塗り替えた施工のご紹介です。
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