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仕上がりもよりキレイになる、外壁塗装の塗り分けにまっすぐなラインを出す技術

By 2023年2月5日社長ブログ

最終更新日:2023年2月5日  公開日:2023年2月5日

外壁塗装にはローラーや吹き付けなどの施工方法があります。新築時は模様をつけるため吹付で玉吹きし凹凸模様のスタッコ調に仕上げたりするため、タイルガンなどを使用したりします。

リシンの場合はリシンガンというものを使用して、砂粒のような骨材を吹いて仕上げます。

様々な模様に仕上げられるジョリパットについては、吹き付け・ローラー・櫛引などこちらは多彩な仕上げ方ができます。ただいずれもこれらの仕上げ方法は、新築時に使われる方法です。

塗り替えにも適用できますが、基本模様づけのためコンプレッサーなど少々大掛かりな機器が必要になってきたりします。

外壁に大きなクラックが出来たりぶつけてしまい衝撃で一部が欠損などするなどした場合での補修仕事以外吹付をすることはほとんどないと思います。

 

【吹き付けの関連動画】

さらに住宅街では、塗料飛散ということを懸念してしまい、そうそう家全体の施工として吹付を大胆に使うことができにくい側面があります。ですので塗り替えの場合は、塗装方法の比率は大方9割はローラーでの塗装になるというイメージです。

一方で同じ「エアーで塗料を飛ばす」という塗装方法では、スプレーがあります。

塗り替えの場合は外壁に使うことは稀です。そもそも外壁の場合ある程度厚みをつけてクラック防止の役目になったり、紫外線から守るためにある程度の厚みが必要だからです。塗膜層が薄ければ塗膜が風化してチョーキングの時期も早まります。

なのでたっぷりと濃厚な塗料で塗るのが理想でもあるためローラーが適しています。

 

【ローラー塗装での関連動画】

外壁塗装で唯一スプレーを使う場所があるとすれば、雨戸と各所チリ際の塗装です。昔の雨戸は木製で表面が平坦なとても塗りやすいものでしたが、今の住宅に使用されている雨戸はガラリ調のような段差がついている雨戸が一般的です。

最近では塗料の飛散が少ないローラーがあるので4インチほどの細めの短毛ローラーで雨戸を塗ることもできますが、準備が整うのならスプレー塗装もお勧めです。どちらがいいということはできませんが、肉厚ならローラー美観でいえばスプレーという具合になるかもしれません。

 

【雨戸スプレー動画の関連動画】

そのほか、スプレーの使いどころで最もメリットが高いということであれば、サッシ窓枠や外壁の一部にタイルが使われているチリの部分の場所のみにスプレーを使うというようなやり方です。

外壁塗装の仕上げを考えたときに、完成度が高くきれいに見えるという要素の一つに「ライン出し」というものがあります。要は窓枠でもひさしでも付帯塗装ならどれでもよいのですが、通常はその付帯部と外壁との間は違う色で塗り分けるのが普通です。

付帯部も外壁も一色単の色では、塗る方は楽なのですが家のメリハリがなくなってしまいます。その塗り分けをしたとき、その塗り分け部分が曲がっているより直線のようにまっすぐ塗装されていた方がきれいに見えると思います。

それが「ラインをまっすぐに出す」ということの意味です。

 

【帯板を刷毛でダメ込みする関連動画】

業界用語では「ダメ込み」ともいうのですが、割と神経を使う作業かもしれません。ラインを出すには刷毛を使用するほか、マスカーやマスキングテープを使用する場合もあります。

マスキングテープ以上のきれいなライン出しはありません。

ただこれも下地の状況でテープが貼れなかったり状況によります。特にライン出しについて最も手ごわいのがタイルと外壁の取り合いの場所や、外壁スタッコなどの入隅などの塗り分けです。

そこでスプレーを使うと、どんなに凸凹した場所でもまっすぐできれいなラインを出せます。

 

【スプレーで外壁を塗り分ける関連動画】

 

このような場所は通常刷毛でラインを出します。きれいな直線は難しいですが、普通に家を見見上げる程度であれば見た目はほぼ気にならないくらいのレベルにはなります。

業者視点でその部分だけ凝視されてしまうとやはり気になる方ももしかしたらいるかもしれません。

機材の用意等準備も掛かるため予算が少し掛かってしまいますがこのようなやり方も可能です。ただあくまでも基準は刷毛で施工するやり方です。

興味ある方は問い合わせ時にでも聞いてみてくださいね。