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最終更新日:2023年1月6日 公開日:2021年7月31日
気温は暑いし、屋根は熱い!
あついには色々ありますが、こちらは屋根の上です。
サーモグラフィーで屋根を撮影したものです。
職人は青い色で屋根部分の多くは赤色で示されて温度は60~70度に達しています。
ただ白く塗られた部分は塗りたてで塗料で冷やされて温度が低くなっている様子が見てとれます。
ちなみに職人は長袖で暑そうですがこれは空調服というもので外気の空気をファンで送り込ませて体を冷やしているという仕組みの夏用の服になります。
マンホールも熱されている様子がわかります。
遮熱塗料についてはもう少しこの動画で説明しています。
この熱さでは2階部屋も当然室温が上がると思いますが、地球温暖化という環境にもよくはないです。
そのため都内の各区によって違いますが、日射反射率という太陽熱を受けて熱を発さない遮熱や断熱塗料を使った工事に対して補助金を利用することができます。
補助金の利用
世田谷区は環境配慮型住宅リノベーション推進事業という補助金でお隣の杉並区は低炭素化推進機器等導入助成という、名前こそ違えど同じような補助金(助成金)があります。
毎年度予算が決められているので、予算額に達していないか事前に区役所への確認も必要になります。
※令和3年度の杉並区の補助金予算額は満額に達しました。
こちらは塗装職人が施工した補助金を利用した工事内容の一部です。
補助金の申請の代行も可能です。
今後塗装を計画する方にとっては補助金利用の検討をしてみてもよいかと思います。
様々な遮熱や断熱塗装がありますが、その中でも補助金対象でない塗料もあるため条件がありますが、書類などの申請手続きは塗装職人でも代行できます。
補助金の対象となる日射反射率
室内の冷房費の電気代も少なくなり温暖化にも貢献できるというのは一石二鳥です。
それだけ屋根の上は熱いです。
その熱さは職人しかわからないかもしれませんが屋根を手で触ると一瞬でやけどするレベルです。
なので遮熱塗料にするとその屋根表面の温度はガラリと変わってきます。
手で触っても不思議なぐらいまったく熱くなくなります。
ただしそれはあくまでも屋根自体の表面の熱さです。
室内での温度が同じようにもの凄い変わるのかといえばそこまでの違いの比率まで当然はいきません。
でも屋根単体だけに使用するというよりかは外壁にも断熱塗料を使えばかなり室内温度の変化が見られたという感想を頂きます。
後はおそらくご存じだと思いますが、色によっても太陽光の反射率が変わってくるため室内温度変化にも影響してきます。
遮熱塗装の場合も白色に行けば行くほど「日射反射率」の数字が高く遮熱性能には効果的です。
ちなみに世田谷区の補助金の概要については、
「日射反射率50パーセント以上を有する塗料を用いる塗装工事」
とあるため、色によってはグレーやブラックなどは補助金の対象外になるかもしれません。
補助金対象塗料
そして遮熱や断熱塗料の場合、どんな色を選んだとしても下塗りで一旦白色になります。
例えば仕上げが黒だったとしても下塗りは白色で下塗りから遮熱性能が考慮されているようです。
下塗りは上塗りで隠れてしまうのに不思議ですね。
屋根の角度的に傾斜があるためコケや汚れが目立ったしまうというお宅の場合は、もっと濃彩色てもいいですが本当に暑さ対策しようというのであれば白色系統がいいと思います。
その辺は遮熱性能をとるのか汚れのほうを気にするのかどちらかになると思います。
それと仕上がり状態は照り返しなどでそれほどまぶしくならないように設計されている塗料が多いようですが、白色にしたときはお隣などへのまぶしささの影響も考慮に入れたほうがいいかもしれません。
こればかりは家の立地状況次第で変わってくるため確かなことは言えません。
一応お伝えするとうちの場合は白色にしたことによってご近所などからのクレームの話今までありません。
こちらは仕上げがほぼ白色で仕上げた屋根です。
これまで塗装職人による施工で補助金の対象になった塗料です。
断熱塗料にはガイナやキルコを使用しています。
前身はキルコートという名前でした。ガイナと肩を並べるぐらい断熱性能があります。
屋上防水の仕上げ材などはサラセーヌの遮熱タイプ。
屋根は定番のサーモアイなどです。
おなじみ定評のある高評価のエスケー化研クールタイト
断熱性能を合わせもつスレート屋根によく使われるパーフェクトクーラーベスト
そして屋根に関してだけ言えばスレート屋根だけでなくトタンももちろん補助金対象です。
勘違いしないようにお伝えすれば、塗装の素材どうのこうのではなく「塗料の種類」と「日射反射率」によって補助金の利用ができるのかできないかの違いになります。
そして補助金の申請はもちろん自分でもできます。
代行する場合はうちに納税証明書とか個人情報に関する書類を頂くようにもなります。
役所に提出するものなのでそれはそれでこちらも扱いに臆するという気持ちにもなりますが、結構シビアな書類提出が必要になってくるのでご承知おきを。
技術的要素が強い断熱塗装をヒートアイランド対策に!
本格的な夏の期間ははまだ中盤にも差し掛かってないと思うので今から塗ってもいいとは思います。
もちろん夏以降に塗ったとしても来年以降も遮熱や断熱効果は減少するということも聞かないので、ヒートアイランド対策に一役買うというのもありだと思います。
ただし断熱塗料に関して言えば塗料中に含まれる空中ビーズが断熱性能の肝になってくるためある一定の技術は必要になります。
なのでメーカーの技術認定制度なども存在します。
そこだけ注意すれば断熱塗装の恩恵を授かることができると思います。
塗装職人では一級塗装技能士の中でも正直レベルの高い職人で施工させていただきますので、そこはご安心ください。