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屋根・外壁塗装とFRP防水で築20年を迎えられたお住まいに快適と安心を

By 2024年6月27日スタッフブログ, 菊池

最終更新日:2024年6月27日  公開日:2024年6月27日

緑あふれる閑静な住宅街にお住まいの今回のお客様は、築20年を迎えられ外壁塗装をご検討中に弊社の口コミを見て、評価内容から評判の良い塗装会社だと感じていただいたことをきっかけにお問い合わせをくださいました。

20年を迎えられたお住まいは、外壁の汚れはさほど目立っていませんでしたが、細かな箇所で経年劣化が見受けられる状態でした。

外壁目地のシーリングが剥がれ、外壁の中が剥き出しになってしまっていたり、鼻隠しの一部が割れていました。

3階建ての創りでバルコニーが二箇所あり、バルコニーの防水工事もご希望されていました。

バルコニーの床面も割れが発生していたため、衝撃や摩擦にも強く剝がれにくいとされている、FRP防水をご提案いたしました。

お客様はよくバルコニーをお使いになられるということでしたので、バルコニーの割れは経年劣化以外にも多かれ少なかれ摩擦などの影響を受けているという風に考えられました。

当たり前のことですが、建物も新築時から徐々に劣化していきます。たとえ少しの摩擦であっても、それが積み重なってひび割れや綻びに繋がってしまうということもあります。

生活において必要な使用頻度を変えることはなかなか難しいですが、今の使い方や環境などに合わせて最適な施工法を行うことで、長持ちするお住まいへ変えることが望めます。

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お住まいの環境に合わせた工事

お住まいは、例え同じ施工会社が建てた場合でも、立地環境や使用材料などから、傷みの進行度合いや状態は違ってきます。

塗料は薬のようなものなので、建物の素材を基準に症状や目的に合わせた塗料を使用する必要があります。

合わない塗料を塗ってしまった場合、しばらくは大丈夫であっても、早い段階で塗膜が剥がれたり膨れたり、様々なトラブルを迎えてしまうことになりかねません。

例えば屋根材です。屋根材の中には塗装が不向きな素材もあり、その見極めと状態を判断することが工事の成功へと繋がります。

また、屋根材は状態に合わせて塗装だけではなく、葺き替え(カバー工法)も必要になる場合もあります。

お客様宅の場合は、夏場の暑さを気にされていらっしゃったため、高い遮熱効果が期待できるサーモアイシリーズの中からサーモアイSiを採用いたしました。

屋根の温度上昇を抑える効果が高いため、エアコンの温度設定を緩和でき、省エネや電気料金の節約にも繋がります。

高い遮熱効果は、塗料自体にもあるのですが、上塗りと下塗りのダブル反射によって、その効果を活かすことが出来るのです。

いい塗料を採用しても、使い方(希釈率や工程回数などが誤っている場合)によっては、その効果が半減もしくはしっかりと活かされません。

弊社では特に、そうした見えない部分(希釈率や工程回数)を丁寧に手を抜かず対応するからこそ、弊社のお客様からは『10年経ってもまだまだ綺麗な外壁だ』と喜ばれている理由の一つなのだと感じております。

塗料の質は建物にとって大事ですが、もっと言えば塗料の選び方と塗料の扱いを正しく行っているか・・ということがより重要になってきます。

安さや速さを基準に塗装業者を選ぶことは注意が必要ですので、ぜひ上記のことも考慮していただき、最適な塗装をしていただければと思います。

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規模や状態から選ぶ防水の種類

ご存じかとは思いますが、建物を永く保つためには外壁や屋根塗装以外にも防水工事が必要不可欠になります。

防水工事も用途や規模に合わせて様々な工法が存在します。今回のお客様宅でも採用させていただいたFRP防水について少しご紹介いたします。

FRP防水の特徴は、塗料との間にポリルーフマット(ガラス繊維強化プラスチックのこと)を敷き、防水効果を高める工法になります。

高耐久と高寿命が期待できるため、駐車場やプール、屋上やバルコニーなど幅広い場所で活用されています。(※使用目的・条件に適合する塗料を使用しています)

FRP防水は耐久性が高く摩擦にも強いのですが、その反面防水層表面が固いため、地震などの大きな揺れが発生した場合や紫外線による経年劣化によって、表面がひび割れしてしまう場合があります。

しかし、軽量であること、繋ぎ目の無いシームレスな防水層であり、耐久性も高いことから一軒家のバルコニーでもよく採用される傾向にあります。

ここでお客様宅の工事の様子をご紹介します。

まずバルコニーの下地調整から行っていきます。ディスクグラインダーで表面を均していきます。しっかりと下地調整ができているか、ほうきで粉塵を除けながら確認しての作業となります。

次にプライマーを塗布していきます。

ポリルーフマット(ガラス繊維強化プラスチック)を敷いていきます。白いローラーのほうを使い、マットの上に下塗り材を塗布します。

下塗り材を塗布後、黒いローラーの方を使い脱泡処理をしていき、しっかりと密着させます。

中塗り・トップコートを塗布して完了になります。

トップコートにはサラセーヌTフッ素サーモを採用し、バルコニーの紫外線対策と日光照射による温度上昇を抑制させる効果を取り入れました。

お客様宅のバルコニーではひび割れが発生していたため、ひび割れの原因にもなる紫外線による劣化を対策出来る塗料を使用し、お客様宅の環境に対応します。

合わせてFRP防水の動画をご紹介いたします。

関連動画 水はけが悪いベランダを強度抜群のFRP防水にやり替えた

お住まいの環境はどれも同じではなく、工事のご要望も様々です。

良い塗料や工法であっても、必ずしもお住まいに適しているかとなれば、そこはプロの見極めが必要になってきます。

塗装業者を選ぶ際には、見積内容をしっかりと確認し、なぜその塗料を採用するのか説明してくれる業者を選ぶことが大切です。

建材のことや塗料のことでわからないことなどがありましたら、お気軽に弊社までご連絡ください。

お力になれるように一つ一つ丁寧にご対応させていただきます。