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壁カバー工法と追加の外壁塗装工事 その3

By 2023年8月18日8月 21st, 2023スタッフブログ, 松尾

最終更新日:2023年8月21日  公開日:2023年8月18日

以前ご紹介させていただいた壁カバー工法から追加で受注をいただいたお宅の追加付帯塗装と下屋根塗装について今回はお話させていただきます。

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壁カバー工法と追加の外壁塗装工事 その2

こちらは施工前の下屋根のアスファルトシングルの写真です。少しわかりづらいかもしれませんが紫外線による劣化と色褪せの症状が見受けられます。紫外線は、屋根の塗膜にもダメージを与え、色褪せなどを引き起こします。

屋根の縁切りをしないと雨水が屋根と下地の間に溜まっていきます。隙間のない状態では雨水は浸透していき次第に屋根の下地を腐食させ、最終的に雨漏りを引き起こす事も考えられます。

※スレートとは違いタスペーサーが使えないので素材を傷つけないように縁切りするのが苦労しました。

関連動画 手作業によるスレート屋根の縁切り

下屋根塗装で使用した塗料は、下塗りは水系アスファルトシングル用下塗り、中塗り上塗りは快適サーモWSI艶消しを使用しました。水系アスファルトシングル用下塗りは、下地基材の凸凹面に対して目止め効果が期待でき仕上がり外観に優れた特性があります。

快適サーモアイWSIは、紫外線を効率よく反射させ屋根の温度上昇を大幅に軽減することが期待できます。

カーボンニュートラルに貢献するとして、世田谷区では補助金が使える場合もあります。

下塗り、中塗り、上塗りの3工程が完了した施工後の写真です。塗装後の下屋根に足場のベースが当たらないようにテープでしっかりと固定をしています。

ここからは付帯塗装についてご紹介させていただきます。

付帯(ふたい)塗装とは何なのか?という事を簡単ではありますがご説明させていただきます。付帯塗装とは、外壁の外側に付属している家のパーツを指します。

今回こちらのお宅で追加で依頼をいただいた付帯塗装箇所は雨樋・配管・出窓・庇上・雨戸・ベランダ笠木(胴差スチール)です。付帯塗装が必要な理由というのもご紹介します。

・素材自体を長持ちさせるため

・美観を維持するため

・メンテナンス費用を抑えるため

家というのは、外壁以外にも付帯物も紫外線によって劣化してしまう事で破損の原因になってしまったりします。紫外線による劣化を防ぐためにも付帯物に合った塗料を使った塗装が大切になってきます。付帯物は塗装をしないと色褪せて、素材自体の劣化はもちろん美観が損なわれてしまう事が考えられます。

耐久性についていえば、ある意味外壁より付帯部分が先に傷んでくることが多いです。外壁の塗料に目を奪われがちですが、家全体の耐久性のバランスをとるという意味では付帯部の塗料選びも重要です。

また、付帯物の中には足場がないと綺麗に塗装が出来ないものもあります。外壁や屋根と同じタイミングで塗装することで余分な足場費用や経費が掛からず無駄なく綺麗な家にすることができます。

※通常、外壁塗装といえば付帯部の塗装も含めて費用を提示することが一般的なのですが業者によっては外壁のみで見積り、付帯部は後から追加という見積もりもあるので注意したいところです。

※付帯に関しては各所効果がまちまちです。

こちらの写真は、雨戸のケレン作業になります。ケレンとは塗装面の汚れや錆を落とす作業の事で、ケレンを行うことで塗料の密着性を高め、塗膜の耐久性を向上させることが期待できます。そのためケレンは、塗装を行う前の重要な作業の一つなのです。

ケレン作業が終わり次は、下塗りをします。スプレーガン(エアブラシ)を使用しての塗装になります。塗料を均一に塗ることができるため、塗膜が密着し耐久性が向上することが期待できます。また、手塗り塗装に比べて作業効率が良く、短時間で塗装を仕上げることができます。

関連動画 塗装職人の技、外壁ライン出しのスプレー塗装

こちらが雨戸の塗装完了写真です。均一に塗料が吹き付けられていることが見受けられます。

全ての塗装工事が完了すると足場を解体する前に検査の為、松尾が足場に上り家じゅうの隅から隅までチェックをします。施主様からの依頼通りの塗装がされているか、工事内容と相違がないか、破損などの箇所はないか等々細かに見ていきます。

関連記事 足場解体前検査 プロの目線とは(外部リンク・防水工事部)

足場解体前の検査 足場解体後の点検 プロの目線とは

足場解体前検査で問題等が無ければ、足場を解体しその後施主様へお引き渡しとなります。こちらの写真は足場解体時に家の周辺や道路のゴミや塵などを集めて掃除をしている様子です。

施工が例え良かったとしても、ゴミや塵を置いて行かれてはいい気分はしません。弊社では、施工以外にも施主様の目線となり家や周辺にも目を配る事を意識して取り組んでおります。

こちらの写真は、今回のお宅のビフォーアフターになります。

施主様が気にされていた外壁の増築跡ですが、カバー工法をした事と塗装により施工後は跡も殆ど解らないまでに綺麗になっています。

今回屋根や付帯も塗装したことにより、全体的にも細部までもピカピカになり一層明るい印象のお宅になった様子が見受けられます。

家の印象も大切ですが、大事な家を永く守る為にも定期的なメンテナンスが大切です。

弊社では、お客様宅の外壁や屋根、ベランダ防水等のお悩みお困りごとに対して専門知識と専門技術によって解決させていただけるよう、日々力を合わせ尽力してまいります。