世田谷区の外壁・屋根塗装|遮熱塗装と窓まわりのシーリング、ベランダの保護塗装

世田谷区の戸建て住宅で、屋根・外壁の塗り替えと、窓まわりのシーリング、水切りなどの鉄部、ベランダ床の保護塗装を行いました。屋根にはサーモアイSi、外壁にはエスケープレミアム無機を使用しています。

塗り替えでは、完成した色やつやとともに、その下にある準備の工程も大切です。今回は金属屋根の下地調整、外壁の洗浄、窓まわりの既存シーリングの撤去、ベランダ床の清掃など、部位ごとの作業をご紹介します。

目次

施工前と施工後の外観・屋根・ベランダ

正面は、窓やバルコニーが重なる外観です。外壁の凹凸を残しながら塗り替え、建物全体の色合いを整えました。

屋根は横に重なる金属板で、上部に曲面があります。塗装後は屋根の形に沿って色がそろいました。

ベランダ床は、施工前には表面の汚れや色むらが見られました。下地を整えて保護塗装を行い、床面と立ち上がりをグレーに仕上げました。

足場を設け、屋根と外壁を高圧洗浄

建物の周囲と屋根まわりに足場を設置し、飛散防止用のメッシュシートを張りました。

隣の建物との間隔が限られる面にも作業床を設け、各面へ手が届く状態を整えています。工事にあたっては警備員も配置しました。

続いて屋根と外壁を高圧洗浄しました。外壁には黒ずみが見られ、洗浄した部分との違いが分かります。こうした汚れを残したまま新しい塗料を重ねるのではなく、まず塗る面を清潔にすることが塗り替えの出発点です。

玄関まわりでは、タイル張りの床面も洗浄しました。壁面だけでなく、足元に付いた汚れも洗い落としています。

玄関まわりの高圧洗浄
玄関まわりの高圧洗浄

金属屋根は下地を整え、サーモアイSiで遮熱塗装

屋根はガルバリウム鋼板で、屋根材が横方向に重なる形状です。曲面を含む屋根形状に沿って、下地調整から仕上げまで進めました。表面を研磨する下地調整は、塗装面を整えるための作業で、「ケレン」とも呼びます。

下地調整後は、サーモアイプライマーで下塗りしました。これは金属屋根に用いる、さび止めの役割を持つ専用下塗り材です。仕上げの塗料だけでなく、下地に接する層から組み合わせて施工しています。

中塗り・上塗りには、屋根用の遮熱塗料「サーモアイSi」を使用しました。色はクールシルバーアッシュです。屋根材の重なりや折れ曲がる部分に沿って塗り進め、面全体を仕上げています。

遮熱塗料は、日射を反射して屋根への蓄熱を抑えるための塗料です。室内の温度変化は断熱材や通気、日当たりなどにも左右されるため、塗装だけで一定の室温低下を約束するものではありません。

金属屋根の下地調整については、トタン屋根塗装のケレンとさび止めでも解説しています。

別現場の関連動画:トタン屋根の古い塗膜を除去し、下塗りから仕上げ塗装へ進む様子です。今回とは屋根の形状や傷み具合が異なり、塗装仕様も同一とは限りません。

外壁は下塗り・中塗り・上塗りで仕上げる

モルタルの外壁は洗浄を終えてから、エスケー弾性プレミアムフィラーで下塗りを行い、中塗り、上塗りへと進めました。表面に細かな凹凸がある面では、その模様に沿ってローラーを動かしています。窓まわりは養生し、塗装する面との境目を保ちながら作業しました。

下塗りは下地と仕上げ塗料の間をつなぐ工程です。

その上へ仕上げ塗料を重ねることで外壁を整えていくため、最後の色だけでなく、下塗りから順に施工することが大切です。

外壁の上塗り
外壁の上塗り

仕上げ塗料はエスケープレミアム無機です。正面はSR-163、その他の外壁はSR-108で塗り分けました。建物の側面と正面の外壁、それぞれの面を塗り進めました。

正面外壁にも下塗り・中塗り・上塗りを行い、窓に接する細部まで仕上げています。

外壁の塗り替えとあわせて、不要になった配管類を撤去し、撤去箇所の穴埋めも行いました。

窓まわりのシーリングを撤去して打ち替え

窓枠と外壁の取り合いでは、既存のシーリングを撤去して新しく充填する打ち替えを行いました。使用したシーリング材はオートンイクシードです。シーリングとは、部材の境目の隙間を埋める弾力のある材料です。塗装面とあわせて、こうした境目も手入れしました。

古い材料を取り除き、目地の両側を養生してからプライマーを塗布しました。プライマーは、新しいシーリング材の密着を助ける下塗り材です。その後、目地へシーリング材を充填しています。

充填後はヘラで押さえ、表面と端部を整えました。養生を外した後は窓まわりに新しいシーリングが納まり、塗装した外壁との境目が整っています。

シーリングの打ち替えと増し打ちの違いは、コーキングの打ち直しでもご紹介しています。

別現場の関連動画:外壁目地のシーリングを撤去し、養生・充填・ヘラ均しで仕上げる様子です。外壁の種類や使用材料は、今回の工事と同一とは限りません。

玄関まわりのコンクリート部分は模様も整える

玄関へ続く階段まわりのコンクリート部分にも、下塗りと塗装を行いました。壁面は下塗りの後、ローラーで模様を付けながら塗装を進めています。

中塗り・上塗りを重ね、壁面は細かな凹凸のある模様に仕上げました。

単に色を付けるだけでなく、表面の質感まで整える工程です。

完成後は、階段脇の立ち上がりと壁面が落ち着いた表情に整いました。立ち上がりの上端(天端)は、モルタルで仕上げています。

玄関・階段まわりの施工後
玄関・階段まわりの施工後

水切り・バルコニー鉄部も下地調整から塗装

外壁の途中にある金属製の水切りも塗り替えました。水切りは、壁を伝う雨水を下の部材へ流れ込みにくくするための部材です。細長い部分ですが、外壁と一緒に目が届く機会に手入れしています。

まず表面を研磨して下地を整え、刷毛で下塗りしました。幅の狭い部分や折り返しには刷毛を使い、形状に沿って塗り進めています。

水切りは中塗り・上塗りまで行いました。

バルコニーを支える梁や柱の鉄骨も、下地調整と塗装を進めています。広い外壁だけでなく、こうした付帯部分もあわせて仕上げることで、建物全体の印象が整います。

ベランダ床は下地調整と清掃の後、トップコートを2回塗布

ベランダの床は、表面を研磨してから清掃しました。粉じんや汚れを取り除き、次の塗装工程へ進める状態に整えています。床の保護塗装でも、いきなり仕上げ材を塗るのではなく、塗る面の準備から始めます。

清掃後にアセトンで拭き取り、プライマーを塗布しました。下地調整、清掃、拭き取り、下塗りと工程を分けて進めています。床面だけでなく、立ち上がりや周囲の取り合いにも注意しながら作業しました。

仕上げはプルーフロンGRトップを使い、トップコートを2回塗布しました。床表面がグレーに整い、ベランダ全体の仕上がりも明るくなっています。

トップコートは、防水層の表面を保護するための仕上げです。今回ご紹介している床の工程は保護塗装であり、防水層を新たに全面施工する工事とは内容が異なります。ひび割れや浮き、雨漏りがある場合は、表面の塗り替えだけで対応できるかを先に確認する必要があります。

ベランダは既存の防水層の状態によって補修方法が変わります。ベランダ防水とトップコートによるメンテナンスもご覧ください。

下塗り材など、塗装を支える材料

キソエースはND-103の材料を用意しました。水性パーフェクトシーラーは透明の塗料液と硬化剤の組み合わせで、色を付ける仕上げ材とは役割が異なります。

シルバコートはアルミニウムペイント、ハイポンファインプライマーⅡはさび止め塗料です。同じ塗装材料でも、表面を仕上げるものと、金属の下地に用いるものを区別しています。

屋根・外壁の仕上がりを足場解体前に確認

屋根・外壁などは、足場を解体する前に仕上がりを確認しました。

足場があるうちに、高い場所や建物の側面まで見られる状態で確認する工程です。

外壁の面だけでなく、水切りとの境目や窓に接する部分も確認しました。部材が切り替わる箇所まで、足場から仕上がりを見ています。

屋根は曲面まで塗装がそろい、ベランダ床も仕上がりました。屋根・外壁だけでなく、窓まわりのシーリングや玄関まわり、鉄部まで含めた外まわりの改修です。

屋根材が重なる部分や、曲面に沿って続く塗装面も確認しました。屋根の端に近い場所まで、足場の作業床から見渡せる状態で仕上がりを確かめています。

外壁や屋根の塗り替えを検討するときは、塗料の名前だけでなく、どの部分を、どのように下準備して仕上げるのかも確認しておくと、工事内容を比べやすくなります。住まいの状態に合わせて、必要な塗装や補修をご案内します。

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