世田谷区で築10年の中古住宅を購入されたお客様から、屋根・外壁塗装とルーフバルコニー防水をご依頼いただきました。新しい暮らしに向けて安心して任せられる会社を探され、複数社を比較のうえで当社をお選びくださいました。
お客様が大切にされていたのは、思い描いた外観のイメージを再現することです。工事前には多くの塗り板見本をご用意し、色と艶を見比べながら、ご納得いただける組み合わせを絞り込みました。
外壁は明るい19-90Bと濃色の65-30B、屋根はCLR-170で、いずれも三分艶です。色見本や配色の考え方は、外壁塗装の色選びでもご紹介しています。
世田谷区の築10年中古住宅 外壁塗装の施工前後
今回の改修範囲は、外壁、金属屋根、ルーフバルコニーと木のフェンスです。まずは建物全体と、普段は目に入りにくい上部の施工前後をご紹介します。


完成後は、明るい壁と濃色のアクセントが建物の形を引き立てる外観になりました。塗り板で選んだ色が、実際の住まいの印象を変えています。


屋根と防水床の仕上がりです。それぞれの施工について、ここから下地の補修、洗浄、塗り重ねの順にご紹介します。


別現場の関連動画:以前の外壁色に近づけるため、調色と色合わせを行った施工例です。今回のお住まいとは建物・塗料・配色が異なりますが、ご希望の色を施工につなげる過程をご覧いただけます。
軒下のひび割れ補修と下地処理
軒下の梁には横方向のひび割れがありました。補修材を充填する前に、割れに沿ってプライマーを塗布します。下地と補修材を密着させるための下準備です。


続いてUカットワンを充填し、スムースエポで補修しました。ひび割れは塗料だけで隠さず、先に補修を施してから塗装へ進みます。


補修後は、割れに沿った跡が帯状に残っています。この段階を経て、周囲の面とあわせて塗り替えました。


外壁・屋根塗装のための足場設置と養生
建物の外周に足場を組み、屋根や高い外壁まで作業できる通路を設けました。地上の支柱には保護材を取り付けています。


隣の建物との間にも足場を配置し、外側にシートを張りました。壁面に沿って作業場所を確保していきます。


足場の準備に続き、塗装班が養生に入ります。木のフェンスや植栽がある場所では、作業する部分と保護する部分を分けて進めました。


外壁近くの設備や物もシートで覆いました。狭い通路では、入り組んだ箇所を手作業で養生しています。


外壁・金属屋根・バルコニーの高圧洗浄
塗装や防水に入る前に、屋根とルーフバルコニーを高圧洗浄しました。広い面と壁際で道具の当て方を変え、表面の汚れを落とします。


軒下の梁や格子状の部分も洗浄しました。見上げる位置にある面まで水を当て、下地処理へ進む準備を整えます。

金属屋根の下地補修と塗装工程
金属屋根は表面を手作業でこすってから、下塗りを施しました。接合部分の立ち上がりには凹凸があり、平面と際でローラーの当て方を変えて塗っています。


接合部分はハンマーで形を整え、シーリング材も充填しました。屋根の塗り替えでは、こうした継ぎ目の補修もあわせて行います。


天窓はガラスと枠が接する部分を清掃し、下地を整えました。養生テープで範囲を区切り、シーリング材を入れています。


充填した材料はヘラで押さえて表面を整えます。天窓まわりの補修に続き、屋根面には中塗りを進めました。


最後に上塗りを重ね、屋根を仕上げました。屋根材や状態によって必要な処理は異なります。塗り替えの流れは、屋根塗装の工程と確認点も参考にしてください。

外壁のクラック補修と2色塗装
外壁にも細いひび割れがありました。横に伸びた割れに補修材を充填し、塗装前に下地を直しています。


格子状の塀の下にある縦の割れも補修しました。充填後は表面を整え、壁の形に沿って仕上げます。


補修部分には刷毛で材料をなじませ、壁面全体にはローラーで下塗りを施しました。細部と広い面で道具を使い分けています。


下塗り後は中塗り、上塗りと進めました。凹凸のある表面に塗料を配り、選んだ二色で壁面を塗り分けています。


笠木・雨樋・水切りなど付帯部の塗装
笠木は壁の上端を覆う部材です。金属面をこすって下地を整え、下塗りを施しました。


中塗り、上塗りは部材の幅に合わせたローラーで進めます。天端から端のラインまで塗装しました。


縦に伸びる雨樋と、外壁下端の水切りも塗り替えました。丸い管や細長い金属部材に合わせて道具を当てています。


窓の上にあるシャッターボックスも施工しました。境目をテープで養生し、まわりの部材を保護しながら塗っています。

外壁・屋根塗装に使用した塗料と仕様
木部の洗浄にはトレールンA、金属屋根の仕上げにはクールタイトFを使用しました。


外壁はアンダーサーフDSで下塗りし、エスケープレミアムシリコンで仕上げています。

ルーフバルコニーのウレタン防水工事
ルーフバルコニーは防水班が担当しました。床の平らな部分に加え、壁際の立上りも施工範囲です。床と壁が交わる部分まで、一続きの防水層に仕上げます。


はじめにP-60プライマーで下塗りしました。次に重ねる防水材を下地になじませるための工程です。


立上りにはウレタン防水材を二層施工しました。テープで上端を区切り、縦の面にローラーで材料を塗り広げています。


床面も一層目、二層目の順に重ねました。液状の材料を広げて膜をつくるため、壁際や床面の形に沿って施工できます。


仕上げはサラセーヌTのトップコートです。その下にある防水層を保護する役割があり、ウレタン防水材を施工した後に塗布します。


使用したサラセーヌA・Kと、トップコートの材料缶です。防水層をつくる工程と、表面を保護する工程で材料を使い分けました。


別現場の関連動画:ウレタン防水材を塗り広げる作業をご覧いただけます。動画は通気緩衝シートを用いる仕様で、今回のルーフバルコニーと工法・材料の組み合わせが異なります。
窓まわりの清掃と仕上がり確認
塗装後は窓ガラスとシャッターを拭き上げました。細かな凹凸のある部分も布で清掃しています。


開口部の下まわりは水を使って洗い、周囲を整えました。

足場解体前の塗装・防水工事の最終検査
足場のあるうちに、外壁、窓まわり、軒下、屋根、防水床を点検しました。地上から見えにくい場所や部材の境目も、近い位置から確認しています。


















木製フェンスの下地処理と塗装
木のフェンスは洗浄してから刷毛で塗装しました。板の重なりや細い隙間にも道具を届かせています。


木部に使用したのはキシラデコールです。木目の見えるフェンスを塗り直し、外まわりの工事を仕上げました。


中古住宅の塗装改修後のお客様の声
工事後、お客様からは、当社を選んだ決め手として「専門性の高さ」「仕事へのこだわり」「現場のチーム管理」「アフターサポート」を挙げていただきました。ご自身では気づかなかった箇所まで丁寧に施工されていた、とのご感想も寄せられています。
「新築のように蘇った我が家に気持ちよく住めそうです。」というお言葉をいただき、私たちもうれしく思います。じっくり選んだ色と、仕上がると見えにくくなる補修。その両方を大切に進めた工事が、これからの暮らしにつながれば幸いです。
床面の下塗りから防水材の重ね塗り、仕上げまでの流れは、ベランダ・バルコニーのウレタン防水工事でもご紹介しています。
