最近は暖かい日が増えてきました。塗料が乾くのも早くなるので、本当に良い季節です。
明日からは新たに2件の現場もスタートし、塗装職人としては非常に順調な日々を過ごしております。
ただ、菊池自身としては少しアクシデントがありました。
先日、ふとした拍子につまずいて転び、手はついたものの小指を骨折してしまったのです。 左手の甲から手首にかけてギブスを装着され、包帯でぐるぐる巻きとなり、お客様へ長文メールを打つ際難儀してなど難儀しています。
これからますます忙しい時期になりますので、怪我などには気をつけたいなと気持ちを新たにしました。
今回のブログでご紹介するのは、塗装工事で補修工事や太陽光パネル設置を一括で行うことのメリットについてです。
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塗装職人では、塗装工事だけでなく屋根の板金工事、防水工事、大工工事など、さまざまな工事をまとめてお受けすることができます。
まとめてお引き受けできることのメリットとは、どのようなものがあるのかご紹介いたしますので、どうぞご覧ください。
塗装工事の仕組み
工事をまとめてお引き受けできることのメリットを話す前に、まずは塗装工事の仕組みについてお話いたします。
基本的に塗装工事とは、外壁や屋根を塗装する工事のことを指します。
壊れた箇所や傷んだ箇所の補修工事は大工工事ですし、ベランダや陸屋根の床を防水する場合には防水工事となり、それぞれ職人が異なります。
そのため、塗装工事のみを行っている塗装専門の業者ですと、お客様が大工や防水業者に別途依頼をして、工事のスケジュールを組む必要が出てくるのです。

もちろん、お客様がそれぞれ安い業者を探してスケジューリングすることもできますが、業者同士は連絡を取らないため、工事の連携はできません。
各工事の施工内容が良かったとしても、工事の連携が取れていないことで、仕上がりに不具合が出る場合があるのです。

塗装職人では、塗装のプロフェッショナルでありながら、防水工事の専門部署が社内にあり、大工や板金、鉄骨、太陽光パネルなどの業者とも提携しています。
そのため、それぞれの業者と連携を取りながら、完工という目標を目指した工事ができるのです。
それでは、なぜ一括で依頼できることにメリットがあるのか、ご説明いたします。
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塗装以外の工事を一括で依頼するメリット
塗装以外の工事を一括で依頼するメリットについて、世田谷区で弊社が工事を行った事例を挙げてご説明いたします。
一つ目にご紹介するのは、小規模マンションの工事例です。
2階と3階にそれぞれ2戸あり、1階が店舗になっている建物でした。
建物の造りは、前面がタイル張り、裏手とパティオ側は通常の外壁になっています。
このマンションでは、タイルの補修工事と塗装工事がそれぞれ必要となります。
現場調査としては、塗装前に打診棒を使った打診検査で壁の爆裂箇所を調べるだけでなく、タイルの浮き具合も調べる必要があるため、もし2つの業者に個別で依頼すると、打診検査を2度行わなければなりません。

しかし、タイル補修工事と塗装工事を合わせて行うことで、打診検査を効率よく1回で終えることができます。
またこのマンションは築20年だったのですが、タイル壁材のストックの問題がありました。タイルは、数年で色味やデザインが変わるため、20年経つと同じタイルは存在しません。
このマンションを建てたオーナー様であれば、建設時に余ったタイルのストックを保管していらっしゃいますが、中古でマンションを買われたオーナー様ですと、タイルのストックを引き継いでいらっしゃらないことが多いのです。

その場合には、現在発売されているタイルの中で、元のタイルと近いものを取り寄せ、外壁の色などを見ながら合わせる必要があります。2つの工事を一括で依頼することで、それぞれの工事に渡って検討することができるのです。
また今回、こちらの物件は1階が店舗で日中も営業をされているため、工事中のトラブルは起きやすくなります。
店舗へのご挨拶と工事の説明も、塗装職人が一括で行うことで、窓口を絞ることができ、適切な対応ができます。
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二つ目に挙げる事例は、同じく世田谷区の戸建てです。
こちらは、建物の面積が150平米超えの大きな戸建てで、一方の壁面に車2台分の大きなガレージがあり、足場をこのガレージの上に組む必要がありました。
ガレージは鉄骨でできており、鉄骨業者が溶接して補修する必要があります。
また、今回斜屋根はカバー工法、陸屋根には防水工事、そして太陽光パネルの設置をすることとなりましたので、板金、防水、太陽光パネルが必要です。

塗装工事を行う塗装業者も合わせると、これだけで5つもの専門業者の工事が必要となります。
別々に依頼するとなると、見積を取るだけでも一苦労するでしょう。
また、こちらの陸屋根は、日頃からお客様がハッチから出入りして、掃除などを行っていました。
陸屋根のドレンの流れが少し悪いため、排水溝周りの掃除を小まめに行っているそうです。
お客様としては工事後もまたお掃除をするとおっしゃっていました。
そのため、掃除する導線を考えた工事が必要になります。

さらに防水工事では、通気緩衝工法を行うため脱気筒を設置するのですが、この脱気筒がハッチを開ける時や、お客様が掃除するときに邪魔にならない箇所に設置する必要があります。
そして今回取り付け予定の太陽光パネルも、排水溝を掃除する際にお客様が歩けるように設置する必要があるのです。
これらを総合して考えるためには、各班の連携は不可欠です。
また、上記で触れました鉄骨のガレージですが、築50年のため鉄骨にも傷みが見られます。 鉄骨は「かぶり厚さ」と呼ばれる、コンクリートの表面から内部の鉄筋の表面までの最短距離がきちんと保たれているかによって、傷み方が変わります。
鉄骨部分の補修や塗装などメンテナンスは行われていたかどうかも、傷み具合に差が出るところです。

今回の場合は、鉄骨の状態も良くメンテナンスも行われていたことで、補修箇所は少なく済みそうですが、鉄骨の補修工事なしでは足場を組むことはできないため、しっかりと溶接工事を行います。
こうして事前の現場調査で全体を把握し、必要な塗装以外の工事もすべて洗い出すことで、細かいところまで丁寧に仕上げられた工事ができるのです。
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工事の連携による一番のメリットは、工事期間の短縮です。
複数の工事をひとまとめに管理することで、余計な待ち時間がなく、スムーズに工事を進められます。
もちろん、すべてを取りまとめるのは大変な仕事ですが、ここが菊池の腕の見せ所です。
そして、すべての工事を網羅し、お客様のご希望を各業者にしっかり伝え、統一することで、工事全体をお客様の理想に近づけることができます。
塗装工事の意外な誤解
多くのお客様が「塗装工事=塗料を塗るだけ」だと思われていますが、実は塗装工事は複合工事です。
ほとんどの場合、塗装の前に「補修工事」が必ず必要になります。
よくある誤解として、「傷んだ部分も塗料を塗れば直る」と思われることがあります。
例えば、木造のお宅で現地調査に伺ったとき、お客様から「この破風(はふ)が傷んでいるから、塗ってほしい」と指さされることがありました。しかし、ささくれ立って水を含み、押すとぶよぶよするほど傷んだ木部に、どんなに良い塗料を塗っても直りません。
塗装だけでは根本的な解決にならないのです。

そのため、傷んだ木の部分は、はり替えや増し張りなどの補修工事を必ず行ってから塗装する必要があります。
鉄骨の場合も同じです。
錆びて傷んでいる箇所に塗装をして欲しいと言われることがありますが、これも鉄骨の補修工事をせずに塗装することはできません。
さび取りや溶接工事をすることで、初めて防錆び剤などを使って塗装することができるのです。
家の塗装工事をする際、塗装業者だけでは工事が完結しません。必ず、塗装以外の工事が必要となります。

そのため、様々な工事を同時に行う必要が出てくるのです。
お客様によっては、ご自分で安い業者を調べてそれぞれ依頼する方もいらっしゃいますが、基本的に業者は自分の専門ではない工事についてフォローすることはしません。
全ての工事を総括することで、初めて専門的な工事と工事の間をフォローすることができるのです。
塗装職人では、塗装工事だけでなく建物全体にどんな工事が必要なのか把握して工事することができます。 家の工事で悩まれたら、一度ご相談ください。
お客様の家に合った工事を選び、ご提案いたします。
