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塗装の色合わせ 再塗装工事だからできる10数年前の壁色

By 2023年3月22日3月 27th, 2023スタッフブログ, 菊池

最終更新日:2023年3月27日  公開日:2023年3月22日

先日、世田谷の事務所で契約をしたお客様ですが、壁色にこだわりを持った工事のご依頼を頂きました。

というのも、前回塗装をなさった時の色を非常に気に入っていらして、今回も是非その色にしたいとのことだったのです。

今回はそんな塗料の色合わせについてご紹介したいと思います。

 

 10数年前に塗装した壁色の再現を

 

今回のお客様は、10数年前に塗装工事をされ、その際に塗った壁色を気に入っていらっしゃるそうです。といっても、現在は紫外線や風雨にさらされることで、年数とともに壁色はどんどん褪せてしまっています。

 

そのため元の色を見ることはかないませんでしたが、お客様から玄関の一部分だけ、元の色に近い箇所があるとのことでしたのでしたので、そちらで色を元に調整することに。

今回お客様宅の外壁に適した塗料は、ニッペイのパーフェクトトップでしたので、まずはこちらの標準色46色をお客様へご覧にいれました。

しかし、玄関部分の色に近いものが無かったため、調色をすることになったのです。外壁用塗料の場合、標準色以外にも調色をして色を作ることが可能です。

ただそうはいっても、勝手に塗料を混ぜて色を作るというわけではなく、日本塗料工業会の色見本を見て色を選び、その選んだ色を作ることができます。

                                

しかも標準色と違い『調色料金』がかかりますので、工事費用は高くなることに…。さらに調色する場合、色が濃くなれば濃くなるほど値段は高くなります。

今回のお客様も、深い緑の色を選ばれていましたので、通常の調色料金よりも少し高くなりそうです。

関連動画 あれから9年「外壁は前回と同じ色で! 」と2回目の塗装のご依頼

 

 

調色の限界色とは

 

この調色ですが、塗料によっては色見本通りの色が出ない場合があります。塗料の種類や色の濃さなどにもよりますが、限界色といって色異本よりも明るい色になって仕上がる場合があるのです。

現在の現場では、水性の塗料を使うことが主流になっているのですが、この水性の濃い色の色出しというのはとても難しい調整となります。

菊池がこれまで経験した中では、水谷のナノコンポジットダブルの一種類であるナノコンポジット防藻プラスという塗料があるのですが、この塗料は薄く淡い色しかできず、濃い色を注文したとしても全て限界色として淡い色が仕上がってきてしまいました。

このように、必ずしも調色で希望の色になるわけではありませんが、できるだけお客様のご希望する色味に近くなるように、メーカーの人間と相談しながら色見本を作ります。

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色選び

ちなみに、この色見本ですが、工事前に5枚ほど作ることが可能です。

こちらのお客様は屋根色で2枚、壁色で3枚色見本をつくることになりました。

屋根色は、塗料サーモアイSiは調色することは出来ませんので、屋根に置いて色味をみるための色見本ですが、外壁の色で調色などする場合はお客様の希望色で作ります。

限界色となる場合もありますので、そうした見極めをするためにも、この色見本チェックはとても大切です。

 

 

限界色では納得がいかない場合

 

お客様の中には、限界色ではどうしても納得がいかない方もいらっしゃいます。その場合には、水性塗料ではなく油性塗料の使用をご提案することに。

なぜなら油性塗料は水性塗料よりも濃い色を作ることができるからです。

とはいえ、油性塗料は水性塗料が水を混ぜて塗料を使うのにくらべ、シンナー(弱溶剤)を混ぜて塗料の濃さを調整して使うターペン可溶系塗料などのため、ニオイがきつくなります。

 

昔は、強溶剤を使用しての塗料の調整でしたので非常に強いニオイでしたが、現在は弱溶剤に変わったので多少はニオイが抑えめです。

と言っても、やはり水性よりはニオイが強くなります。

 

最近では、環境問題やお隣へのニオイの影響などを考えて、油性塗料は避けられる傾向になっているため、お客様にご選択頂く場合でも慎重なご提案を。

もちろん、お客様の中には「水性塗料では雨の日に溶け出さないか不安だ」とおっしゃって、油性を選ばれる方もいらっしゃいます。

弊社では油性塗料も扱えますので、色味で選んでみたいとご希望がありましたら、おっしゃって下さい。

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塗料の種類

 

色選びは実際の家を参考に

 

今回のお客様の場合は、塗りたい色が決まっていましたので違いましたが、通常の塗り替えの場合、新しい色に挑戦される方もいらっしゃいます。

そんな時参考になるのが、実際に建っている家です。

さまざまな家を見て、気に入った配色の家があれば、お客様と一緒に菊池も伺います。

そして、事情のご説明と丁寧な交渉をしてご承諾を頂いた後、色見本を当てさせて頂き、工事にて色の再現をするのです。

 

 

色の調整はトータルで考える

 

外壁の色を決める際に、壁色、屋根色はもちろんですが、その他雨樋などの付帯部なども色を考えます。

今回のお客様は、破風巻き、帯巻き、雨樋の交換もすることに決まっていましたので、そちらの色見本も、世田谷の事務所で行います。

最終契約でお渡しし、色決めをすることになりました。

 

雨樋くらいでしたら、お客様と職人の間で相談をして頂きますが、板金を巻く場合は、色味をこちら側からしっかりと提案します。

なぜなら、金属の塗装は板金工事の一部となり塗料も変わるからです。

板金部分に塗装する色見本をしっかりとご覧に入れることで、お客様のイメージもかたまり理想の塗装工事仕上がりへとつながります。

このように、塗装職人では標準色ではない特別な色を塗装する場合でも、工事をトータルで見てご提案します。以前の壁色の再現から色替えなどのコーディネートまで、どうぞ塗装職人にお任せ下さい。

お客様が望む方向に、これまで培って参りました知識でご提案をさせて頂きます。

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