大田区民を対象にした屋根塗装・外壁塗装などの工事に対する区の助成金制度をご存知でしょうか。
「住宅リフォーム助成事業」という制度です。「バリアフリー化」「環境への配慮」「防犯・防災対策」「住まいの長寿命化」などのリフォーム工事に対して、大田区が工事費の10%(上限20万円)まで出してくれます。本制度の「住まいの長寿命化」のカテゴリの中に「屋根・外壁塗装」が対象に含まれています。
この記事では、大田区の住宅リフォーム助成事業についての概要と、屋根や外壁塗装に関連した申請をする場合の手続きについてご紹介します。
大田区の公式ホームページだけでは少し分かりづらいところも、区役所に電話確認し、なるべく分かりやすくまとめました。大田区でご自宅の屋根や外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
助成金の概要
- 助成金の金額
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助成対象額の10%(上限額20万円)
- 対象者
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令和6年1月1日時点から工事対象住宅に継続して居住する区民
- 対象となる施工
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- 住まいの長寿命化:屋根・外壁塗装、屋根・外壁の改修
- 防犯・防災対策:屋根の改修(軽量化)
- 事前申込(仮申請)受付期間
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2024年4月8日~2025年1月31日まで
- 助成申請(本申請)受付期限
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2025年3月25日まで
- 区役所窓口
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住宅相談窓口(建築調整課住宅担当内)
電話:03-5744-1343
FAX :03-5744-1558※ 詳細は大田区ホームページへ
助成金の詳細
助成金額
助成金の金額は「助成対象額の10%(上限20万円)」です。「助成対象額」は、次の2つのいずれかの低い方の額です。
- 総工事費用:対象工事以外の工事費用も含めた工事に要する全ての費用(税別)
- 「標準工事費」を合算した額
- 住まいの長寿命化
- 屋根・外壁塗装:6,000円/㎡
- 屋根の改修(カバー工法):18,000円/㎡
- 外壁の改修(断熱除く):20,000円/㎡
- 雨どいの改修:6,000円/m
- 防犯・防災対策
- 屋根の改修(軽量化):26,000円/㎡
- 住まいの長寿命化
申請者の要件
申請できる方の要件は、以下の通りです。
次のどちらかに該当すること。
- 令和6年1月1日時点から助成決定日までに工事対象住宅に継続して居住する区民
- 助成申請(本申請)までに工事対象住宅に住所を定めることができる子育て世帯
下記に該当すること。
- 工事を行う個人住宅の所有者であること
- 特別区民税・都民税を滞納していないこと
- 他の助成制度等を併用した場合でも、助成額以上の自己負担額が発生すること
- 過去に住宅リフォームの助成金を交付されていないこと
助成対象となる工事
助成対象となるのは、以下の条件を満たした工事です。
- 事前申込(仮申請)をした日以降に開始した工事
- 助成金申請受付期限(令和7年3月25日)までに申請受付が完了する工事
- 大田区内の中小事業者による工事(見積書・請求書・領収書の発行が1社であること)
- 総工事費用が10万円(税別)以上である工事
以下のリフォーム工事は助成の対象になりません。
- 所有している賃貸用アパート等の改修
- 住宅敷地内で建物本体に付属しないもの(塀、階段、庭、車庫、倉庫、など)
- 新築、建替え、全面改築や増築、購入に伴う工事費用(一部例外有り)
- 建築基準法及びその他関連法規に違反する物件
施工業者の要件
本社が大田区内にある塗装業者に、施工を依頼する必要があります。
提出する書類
大田区役所ホームページとPDF資料の内容から、屋根・外壁工事に必要なものだけにまとめました。
参照元情報:住宅リフォーム助成事業のご案内
【工事開始前】事前申込時(仮申請)
- 申請前のチェックリスト
- 事前申込書(第1号様式) ※記入例
- 工事見積書(写し)※参考例
- 建物の所有者が分かる書類(写し)※いずれか1点
- 固定資産税・都市計画税の納税通知書
- 土地・家屋名寄帳
- 建物の登記簿謄本
- 工事箇所の工事前写真 ※見本
- 委任状(施工業者などに委任する場合)
※ 子育て世帯の場合は上記以外に別途書類が必要です。
【工事完了後】助成申請時(本申請)
- 助成申請書(第2号様式)
- 同意欄に署名・捺印しない場合は下記も必要
- 住民票(写し)
- 特別区民税・都民税の納税証明書または非課税証明書(写し)
- 同意欄に署名・捺印しない場合は下記も必要
- 請求書(写し)※「工事内容内訳書」など工事内容の分かるものを含む
- 領収書等(写し)※ 振込依頼書、払込証明書等を含む
- 工事箇所の工事前・中・後写真 ※見本
※ 子育て世帯の場合は上記以外に別途書類が必要です。
書類作成時のポイントと注意点
- 助成申請書は区から送付されますが、大田区の公式ホームページにアップされているファイルを使用して提出することも可能です。
- PDF版とWord版があるので、パソコン操作に慣れている方はWord版をダウンロード→PC上で入力→印刷するのが良さそうです。
- 提出した書類は返却されない。
- フリクションペンなどの消せるボールペン、修正液・テープの使用は認められない。
- スタンプ印は認められない。朱肉を使う同一のハンコを使用する。
助成金申請→振り込みまでの流れ
※ 業者に委任する場合
本制度では委任状を提出することで、塗装工事の受託業者に申請などの手続きを代行してもらうことができます。工事前後の写真など、提出する書類は業者でないと用意するのが難しいものが多いため、代行を依頼することをおすすめいたします。
施工業者を選定します。本社が大田区内にある業者に、施工を依頼する必要があります。
複数の業者から見積もりを取って選定しましょう。また、書類の作成や提出も委任できる業者を選ぶことをおすすめします。
施工業者にお見積りを依頼して施工箇所を確定し見積書を受け取ります。
事前申込(仮申請)を行います。「事前申込書」など、事前申込に必要な書類を揃えて提出します(詳細は上記参照)。この時に「委任状」を提出することで、申請手続きなどを業者に委任できます。
助成申請(本申請)用の申請書が区から送付されます。
業者が施工を実施します。
工事(足場等も含む)は、事前申込(仮申請)をした日以降に開始する必要があります。事前申込後手続きのあとに追加工事(見積書に記載のない工事)が発生する場合は、住宅相談窓口に連絡します。連絡しなかった場合、助成金の増額は認められません。
工事完了後、速やかに「助成申請書」に必要書類を添えて提出します。受付期間を過ぎた申請の受付はできません。
提出された助成申請書等を区で審査した後、「助成決定通知書」か「助成不交付決定通知書」のいずれかの送付によって結果が通知されます。
「助成決定通知書」が送付された場合、助成金を受けられます。「助成金交付請求書」と「支払金口座振替依頼書」を提出し、助成金の請求を行います。
請求後、助成金が2~3週間程度で指定した口座に振り込まれます。
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