お住まいを守るためにできる塗装業者の選び方と見積りチェックとは

自然に囲まれつつも利便性の良い環境にお住まいの今回のお客様。

築29年を迎えるということで、屋根と外壁の塗り替えについてのご相談をいただきました。

今回のブログでは、塗り替えを行う際の注意点や業者選び、見積りのチェック方法についてを解説させていただければと思います。

目次

お住まいの経年劣化と塗り替え時期

現地調査を行った際に屋根の状態を撮った写真ですが、経年劣化により屋根材の塗膜が全体的に剥がれてしまい、塗膜の下の屋根材が剥き出しになってしまっています。

屋根は特に紫外線や雨風の影響を受けやすい場所のため、他の外壁や付帯部に比べても劣化の進行度合いが早いと言えます。

そうした場所でありながら、普段では確認する事が難しい場所でもあるため、お住まいの屋根の状況を把握されている方は少ないと思います。

では外壁や付帯部はどうでしょうか?

屋根と比べて比較的見えやすく、傷んでいるところも確認しやいと言えるでしょう。

外壁によってはクラックの発生やチョーキング現象が起こることで、そろそろ塗り替えをご検討される場合もあると思います。

しかし、塗り替え時期がわからずそのままにしてしまっていた場合、雨漏りや不具合が発生してしまった・・大掛かりな工事が必要になってしまった・・という事態にもなりかねません。

お住まいも人と同じように、定期的な検診と必要なメンテナンスがあってこそ、永く丈夫な状態を維持していくことができます。

建物にはそれぞれ使用される材質も、形も様々です。

その一つ一つがお住まいにとって大事なパーツであるため、経年劣化による症状は出来るだけ早く発見し、対応することが望ましいと言えます。

お住まいの立地状況や周辺環境によっても劣化の進み具合は違ってきますが、一般的に10年~15年の間くらいが塗装の目安となってくる時期だと言えます。

塗料の耐用年数は一定ではなく、お住まいの材質との相性や、塗料のグレード、立地状況によって変動するものです。

期待耐用年数が高いと聞くとそちらを採用したくなるものですが、耐用年数が高いから良い悪いではなく、大事なのはその塗料がお住まいに合うかどうかというところにあります。

関連記事 塗装の時期や塗料の期待耐用年数から見る現場の実態とは

いい塗装業者にはいい塗装職人がいる

ではここからは実際に塗装業者を選ぶ際のポイントをご紹介いたします。

どれだけ高価で良いと言われる塗料を採用しても、塗料を塗る職人の技量次第で結果には大きな差が生じます。

工事中お客様が職人を監視している訳にはいきませんから、職人がどういう仕事をするかは正直なところ分からないわけです。

塗料を薄めて使用したり、中塗り工程を省かれていたとしても、それを判断するのは至難の業になります。

そこでまず大事なことが見積りを依頼する会社がどんな塗装業者なのかを知る事、調べる事と言えます。

類は友を呼ぶ・・と言いますが、いい塗装業者にはいい塗装職人がいます。(ここでは職人は一級塗装技能士の有資格者であることを前提にお話ししております)

塗装現場は様々な打ち合わせが発生しますから、職人任せにしたり、職人が現場のことをよくわかっていない状態だと、当然職人はいい仕事ができるわけがありません。

しっかりと職人と打ち合わせをし、現場を管理することによって、お客様へ安心と信頼の工事をご提供することができます。

いい塗装業者は、適当な仕事をする職人に仕事を依頼することが無いため、塗装業者の工事に対する考え方や対応をみて、誠実に塗装と向き合っているかを見極めることが工事の成功に繋がる何よりの近道になります。

関連動画 塗装職人の会社の選び方

見積り内容のポイント

次に見積りを依頼した際の見積り内容のチェックポイントについてご紹介します。

見積りの内容には工事の詳細が記載されているわけですが、業者によって書き方が違うため、悪徳業者に騙されないためにも、見積書をしっかりご自身でチェックすることが大切です。

見るべきポイントはたくさんありますが、特に重要なのは以下の5点です。

  • 見積もりの基本情報
  • 数量・単価・金額の記載があるか
  • 使用する塗料・メーカーが記載されているか
  • 塗装は3回塗りになっているか
  • 作業内容の詳細が備考欄に記載されているか

1で確認するところは、会社情報や顧客情報(工事現場情報)が正確に記載されているか、見積書の発行された日など基本的なところの間違いがないかを確認しましょう。

次に2~4については共通して言える点もありますが、塗料はメーカーや種類によって価格や性能が異なります。

お客様が希望した塗料のメーカー名、商品名、グレード、数量が記載されているか確認しましょう。

塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで行うのが一般的です。3回塗りをすることで、塗料の密着性が高まり耐久性も向上します。

もし見積書に塗装回数の記載がない場合は、3回塗りなのか確認することを忘れないようにしてください。

また塗料の使用量で見積り金額が変動しますので、各塗装箇所の面積が正確に記載されているか合わせてチェックしてみてください。

最後に5の作業内容の詳細は、例えば高圧洗浄、下地処理、養生、塗装、防水など、作業内容がきちんと記載されているか確認しましょう。

頼んだ作業が抜けていたり、逆に多かったり、不自然な箇所を見つけたら業者へ確認するということを行っていきましょう。

関連動画 外壁塗装の見積書の内容を一級塗装技能士がわかりやすく紐解く

お住まいを守るための外壁塗装工事で失敗しないためにも、契約前の見積書にはよく目を通していただき、安心して工事をお任せできる業者を選びましょう。

弊社ではお見積りの段階から丁寧にお客様へヒアリングをし、ご希望に沿った工事内容のご提案をいたします。

工事には一級塗装技能士をはじめ、各部位の専門職人を揃えております。

塗装工事をご検討の際には、ぜひ弊社までお気軽にご相談いただければと思います。

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