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築40年3階建てのお住まいの不安要素を補強工事と塗装で解決

By 2024年5月29日スタッフブログ, 菊池

最終更新日:2024年5月30日  公開日:2024年5月29日

今回お見積のご依頼をいただいたお客様は、築約40年になる、広々としたバルコニーが印象的な3階建てのお宅にお住まいでした。

お客様は、実はお住まいにある不安を抱えておられました。

菊池が現調の際にお話をお伺いしましたところ「バルコニーに乗るたびに落っこちしまいそうで不安」とお話してくださいました・・

実際に現調の際に撮影したこちらの写真を見ていただきたいのですが、バルコニー底面にはバルコニーを支える鉄骨が建物に着いてはいるのですが、これだけでは十分な支えになっていないのではないか・・ということをご心配されていました。

築年数が40年経過しているということで、建物の状態が綺麗に保たれているものの、心理的な要素が強く今回の塗装工事と合わせて、補強工事をご希望されていらっしゃったのです。

工事の流れと段取り

今回のお客様宅の工事は鉄骨補強の工程があるため、工事を円滑に進行させるにあたり事前準備がありました。

それは、電線防護管の取り付け工事を行うことです。

電線防護管の必要範囲内にある現場での作業をする場合、規則により設置が義務付けられています。

お客様宅も防護管の設置範囲内であったため、事前に電力会社へ連絡をして、取り付けをしてもらいました。

また、足場設置の際には資材積み降ろしのため、道路使用許可申請書も段取りに含みます。使用する場所の写真や敷地前の道路の図面を作成し、お客様のお近くの警察署へ提出します。

足場設置は工事をするにあたり、一番無くてはならない土台のため、お客様や近隣の方、そして作業員も安全に作業できるためにも、必要な申請書だったのです。

次に段取りしたのは、鉄骨工事になります。

外壁などを汚してしまわないために塗装の前に先に行います。

工程で重要なのは、作業の段取りになります。お客様宅に最適な工程手順で工事することで、工期を必要以上に掛けることなく行えるのです。

ただし、工事というのは必ずしも工程通りという場合だけではありません。

実際に工事が始まると、補修が必要な箇所が発覚したり、天候によって工事を中断せざる負えない場合もあります。

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鉄骨の補強は、3階までの高さ(標準で約13メートル)まで鉄骨を運搬し、作業しなければいけないため、十分な注意が必要になります。

鉄骨職人が事前の現調で調べるため、こちらの補強作業は数日で完了しました。

スムーズな工事遂行のために、それぞれの職人が当然ですが現調を行います。そこで、菊池とも打ち合わせをして必要な内容をお客様にお伝えさせていただくのです。

段取りの中でもお客様と多く打ち合わせをする場面が外壁や屋根の色決めです。

建物は大きいですから、色見本だけでなかなか決められない・・というお客様も中にはいらっしゃいます。

そんな時は菊池の出番です。長年の塗装職人としての営業経験から、ご自宅に合ったバランスと調和の取れた色のご提案をさせていただきます。

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関連動画 一級塗装技能士の試験の合格に向けた調色の実技練習

最高の仕上がりは一つ一つの工程が重要

ここまでで、バルコニーの鉄部補強の工事や段取りについてご紹介しました。

ここから塗装のお話をさせていただきます。

塗装とは、当然なのですが塗った直後(数年)というのは綺麗ですが・・実は正しい工程を行わないと、塗膜が長持ちせずにすぐに塗り替えが必要になってしまう場合もあるのです。

塗装の前準備には、高圧水洗浄と養生の作業があります。

高圧水洗浄は水で洗い流していくだけの簡単な作業のように感じられる方もいらしゃるかも知れませんが、実は奥が深い工程の一つなのです。

一般的には扱わない高圧な水を建物に当てていくので、部位によっては強い圧力で破損を招いてしてしまうこともあるのです。

ですから、職人は加減を調整する感覚を養い、的確に汚れだけを落とす技量が必要になってきます。

また、汚れ残しがあってはせっかくの高圧洗浄の意味も無くなり、塗膜の密着性に影響がでてしまうため、水の流れを追って細かく汚れが落ちたか確認していかなければいけません。

関連動画 外壁サイディングのカビを落とす高圧洗浄

養生作業は、塗膜の持ちにはあまり影響はありませんが、仕上がりにおいては非常に重要な工程になります。

綺麗な仕上がりが目的ですので、養生自体も綺麗に丁寧に且つスピーディに張り付けていくことが大事です。

お客様宅の外壁はALCで築40年以上経過していたため、下塗り塗料はパーフェクトサーフを採用しました。

下塗り塗料と仕上げ塗料(中塗り・上塗り)にも相性があるので、基本的には同じメーカーの塗料を採用いたしますが、下地の状態などによっては、メーカーを別にして組み合わせる場合もあります。

弊社の塗装で大事にしていることは、お客様宅の状態や材質に適しているか・・ということです。適した工法と塗料を使用することで、オーダーメイドの塗装工事に仕上がることへと繋がっていきます。

塗装工事は決して安くない出資です。塗装工事のご依頼の決め手となるポイントも様々だと思います。

色々と条件があるからこそ、しっかりとお住まいを見て、向き合ってくれる業者に決めていただきたいです。

塗装工事や補修工事(防水)に関する疑問・不安なことはお気軽にお申しつけください。

丁寧にお答えさせていただきます。