雨漏りのある家・・工事中に木部の腐食が発覚した現場①

今回ご依頼をいただいたお客様は10年前に他の業者で塗装工事をされたのですが、今回新たに雨漏りのご相談と外壁と窓の格子などの塗装をご検討されて弊社にお見積のご連絡をくださいました。

目次

現調の様子

菊池の現調(現地調査)では、お客様と一緒に建物の状態を確認しながら行います。その際に塗装を希望している箇所や気になっている箇所などをお伺いします。

建物というのは様々なパーツで構成されているため、建物を一緒に見ながら塗装の出来る出来ない箇所についても合わせてご説明させていただいています。

お客様宅の目の前は電車が通る環境にあり、隣家との距離も近かったため足場を組む際には注意が必要でした。

現調では建物の状態以外にも、周辺の環境についてよく観察するよう心がけております。

実際の工事が始まると作業車両の通行があったり、資材などを置く場所も必要になってくるため、それなりのスペースが必要になります。

大事にしていることは工事も円滑に進めながら、お客様宅の周辺環境にも配慮した作業を行っていくということです。

ですから工事中は出来る限りご迷惑をおかけすることのないように、作業計画を入念に構成することを意識しております。

今回のご依頼で重要なポイントは雨漏りを止める工事になります。

外から見ただけではわからないのですが、お客様宅は少し特殊な構造をされていて、家の中に吹き抜けのようなスペースがありました。

大人一人が通れるほどの幅なのですが、こちらの吹き抜けの中にある窓周りから雨漏れが発生していました。

雨漏りの場所はお客様も把握されていて、以前にお父様がご自身で部分的に塗装までされたというお話でした。

本当はもっと早くに工事をされたかったそうなのですが、色々とご事情がありなかなか工事を決断することが出来なかったそうなのです。

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工事が必要なところの見分け

本題の雨漏り工事のエピソードの前に、別箇所の工事のお話をいくつかさせていただきたいと思います。

お客様宅は線路沿いに建っていますので、立地環境的に電車の走行による建物への影響は少なからずあります。

例えば電車の走行によって巻き上げられた埃や排気による汚れが建物に付着しやすかったり、電車の走行による振動で外壁などにクラックが入りやすいという点があげられます。

線路沿いに建てられたからと言って一概にどのお宅も電車が関係した影響があるわけではありませんが、可能性の話で申し上げると考えられるという訳です。

お客様宅は前回のメンテナンスから10年目ということですが、立地環境によって建物の傷み方、劣化の速度は同じ10年であっても様々なのが事実です。

年数はあくまでも目安として、実際に工事が必要かどうかはプロの判断が必要不可欠です。

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こちらの写真は現調の際に撮影したお客様宅なのですが、劣化の症状が建物全体で見受けられました。

防水層が剥がれ下地に亀裂が入ってしまい防水の役目がほとんど無いことから、早急に処置しなければいけない状態でした。

破風を固定している釘が浮いてしまっていたので、万が一釘が外れたら建物への影響もそうですが、真下に人がいた場合直撃でもすれば大変危険です。

建物の劣化はすぐに症状が出てくるということではないので気付かなかったりして放置しがちですが、建物は建てたときから確実に劣化は進行していくため定期的なメンテナンスが欠かせません。

放置が進み大掛かりな工事が必要となれば、その分費用や時間が掛かることになります。

そうならないための予防・点検を弊社では無料(同業者・管理会社は有料)で行っておりますので、建物のことでお気付きのことや気になることがありましたらまずはご相談をいただけますと幸いです。

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塗装以外の部分工事

お客様宅は部分的に綻びが発生していたので、補修工事をさせていただくことに。

破風巻きとシーリングの工事を塗装の前に完成させます。(足場組み立て→高圧洗浄後にこれらの施工を行います)

シーリングというとご存じの方は想像が付くと思いますが、窓周りや外壁の目地を塞ぐ役割として使用します。他にも外壁の浅いクラック補修などに使用する場合もあります。

他所業者によってはこのシーリング工事を塗装の職人が行うところもあるそうですが、弊社の工事にはこだわりがあるためそれぞれの部位に合わせて、専門の職人が施工することを大事にしています。

建物は複雑な構造で奥が深いため、あまり知らない場合に施工してしまうと取り返しのつかない結果になることもあり得ます。

一つ一つの工程には意味があり、専門職人だからこそ分かる絶妙な加減などがあります。そうしたことは、兼業ではわからない場合が多いのです。

ですから弊社では、信頼できる専門職人を揃えオーダーメイド式でお客様宅の建物に合った工事のご提供をさせていただくことを最も大事にしているのです。

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次回のブログでは続きの破風巻き工事と本題の雨漏り工事についてのお話をご紹介させていただきたいと思います。

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