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欧米漆喰を蘇らせる外壁塗装②

By 2023年11月17日11月 20th, 2023スタッフブログ, 菊池

最終更新日:2023年11月20日  公開日:2023年11月17日

今回のブログでは前回の『欧米漆喰を蘇らせる外壁塗装①』の続きの工事内容をご紹介していきたいと思います。

関連記事 欧米漆喰を蘇らせる外壁塗装①

欧米漆喰を蘇らせる外壁塗装①

足場を組むときも一工夫を

家や建物のデザインの多くは直線的な創りではありますが、お客様宅の創りはところどころに丸みを帯びた形をしているため曲線に対応した足場組立てをさせていただきました。

足場の役割としては安全性・品質向上・ご近隣への配慮といったことがあげられます。

塗装工事では職人が材料を持ちながら一階から二階へ移動したり、刷毛やローラーを持ちながら作業をしていくので職人が安全に作業できるかどうかが非常に重要になってきますので、足場の安定性や建物に合わせた位置を考えながら足場を設置していく必要性があります。

このように安全性が確保されることで作業効率が良くなり仕上がりにも影響するということです。

そして大事なのがご近隣への配慮です。工事の前には必ずご挨拶をさせていただくのですが(挨拶回りはお客様のご希望を確認します)

足場を組む際にお客様宅の敷地内だけに収まるのであれば大丈夫なのですが、例えばお隣さんの敷地内に入ってしまう場合は特に事前のご挨拶を大事にしています。

留守の場合はお話ができるまで時には何回もお伺いをする場合も・・・勝手に設置するわけにはいきませんから了承をいただいてから工事を始めさせていただくようにしています。

塗装工事では外壁などの汚れを落とすために必要な高圧洗浄の作業もあるためどうしても水しぶきが飛散してしまうのです。また、塗装中に塗料が飛び散ってしまう事もゼロでは無いのです。

それらを防ぐためにも飛散防止ネットを使用してご近隣の配慮やお客様の大切な車や持ち物を汚さないように努めさせていただいています。必要に応じて保護カバーを付けさせていただくなどの対応もさせていただいています。

お客様宅のような円形の家であっても、足場職人は家の形に合った最善の方法で足場を設置いたします。

合わせて足場設置の様子がわかる動画をご紹介いたします。

関連動画 安全な足場を組むためのひと手間

屋根カバー工法と破風板交換

お客様宅の屋根はコロニアルNEOという屋根材を使われていました。コロニアルNEOのメンテナンスにはひび割れや欠けの悪化が予想されるため塗装ではなくカバー工法や葺き替えをおすすめしています。

そのことをお伝えしましたところお客様宅の屋根はカバー工法を選択されて合わせて破風板も交換する工事内容で決定いたしました。

こちらはお客様宅の屋根と破風板の施工前写真になります。

ここで簡単にカバー工法についてお話します。屋根カバー工法とは、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねて施工する工法のことを言います。特徴としては、既存の屋根材を撤去する必要がないため撤去費用や廃材処分などの費用がかからず工事費用を抑えられることや、屋根の断熱性や防水性の効果も期待できるという特徴があります。

昔のスレート屋根にはアスベストが含まれていることがあるので、その屋根材を解体・処分することにより費用が発生したり、解体時にご近隣の迷惑になる場合もあるかも知れません。

しかしカバー工法であればそういった工程を省けるため工事期間中も住環境が変わることもほとんどなく工事によるストレスなども軽減できます。

ただし、メリットの多いカバー工法ではありますがすべての屋根に対して可能ということではありません。例えば、屋根材の中で瓦・トタン(金属屋根)などの屋根材を使用している場合や劣化が進行しているコロニアルや、屋根も屋根下地そのものが傷んでしまっている場合には対応することが難しいと言えます。

しかし、塗装職人ではお客様のご希望があれば屋根だけに限らず外壁や防水工事なども様々な方向からアプローチをしてお悩みに対し最適な工事のご提案をさせていただくことが可能です。

なぜなら塗装職人では専門の職人を揃えているからです。屋根には大工の専門職人がいたり、塗装には一級塗装技能士の職人がいたり、シーリングにはシール専門職人がいたり、防水には防水専門職人がいたりすべてに専門職人がいるからこそ家のどの箇所であっても品質の高い工事をご提供することができます。

実際にカバー工法をしている動画をご紹介いたします。

関連動画 屋根の雨漏り対策におすすめのカバー工法

漆喰に最適な塗装とは

欧米漆喰という外壁材に対して今回どのようなアプローチをしたのかについてお話します。塗装において最も重要なことは塗膜の密着性を高め、それを維持することにあります。密着性を高めるためには、下塗り塗装(プライマー)を確実にしっかり行うことが大事になります。そこで今回下塗り塗装を三回に分けて丁寧に塗り込む作業を取り入れました。

古い漆喰は塗料の吸い込みがはげしい場合があります。そうなると通常のような一回塗りでは塗膜の密着性が不十分になってしまうことが考えられるため、塗装職人では外壁に濡れ感が出るまで下塗り工程を丁寧に三回行いました。

こうして丁寧に下地を作ることで次に塗る塗料の性能と耐久性を十分に発揮することへと繋がっていきます。ですから塗装職人ではそうした手間暇を一切抜かさず対応させていただいております。

こちらの写真は下塗り二回目の様子です。

こちらは上塗りをしている様子の写真です。お客様宅の外壁はこうして下塗りを三回・中塗り・上塗りの計五回の外壁塗装でまるで新築のような綺麗な仕上がりとなりました。

お客様の声

この仕上がりにはお客様も大変ご満足の様子でとても喜ばれていらっしゃったので、そんなお客様のご様子に営業担当菊池も工事に携わった職人も冥利に尽きる思いでした。

工事中はトラブルや悪天候などに見舞われることもなくスムーズに工事ができたことも、恵まれていたと思います。

塗装職人は、第一にお客様の思いを大事にこれまでも工事をさせていただいてきました。これからも塗装職人ではお客様にご満足していただける工事のご提供をお約束していきたいと思います。

家のことでわからないこと、お困りのことがございましたらお気軽にお話してください。

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