10年前に他社様で外壁塗装などのメンテナンスをされたお客様から弊社にお見積依頼をいただきました。お客様宅は弊社(世田谷店)から比較的近い場所にありましたため二回ほどご来店いただき詳しいお話などを聞かせていただきました。
前回の塗装にあまり納得されていなかったようで、今回は慎重に塗装会社を選ぶためにも相見積もりをしているとのことでした。
ご来店の際にお客様は「金額よりも大事なのは信頼してお願いできるかどうか」ということをおっしゃられていました。弊社としましても何百万もする工事ですから、お客様が納得いくまで検討をしてほしいという思いがあります。
安くて良い工事だと謳っている会社も中にはいて、その安さなどが魅力的に見えることもありますが実際のところはどうでしょうか・・。塗装は塗った直後は例え粗悪な工事だったとしても気付きにくい点が挙げられます。しかし、年数が経つと仕上がりの状態が徐々に浮き彫りになってきます。たったの数年で外壁が剥がれてきたり、ひび割れがおきたり、酷い場合には雨漏りがおきたりもします。
そうならないためにも、正しい知識と実績のある会社を見極めて実際に話を聞いて納得されるまでじっくりと選んでいただければと思います。
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見積担当菊池がお客様宅へ実際に現調へ行った際の写真です。お客様はご自宅の外壁と屋根と木部の傷みを気にされていました。お客様宅の外壁にはカビや藻の発生が広範囲で見受けられました。
これらのカビや藻は高圧洗浄で洗い落とし、塗装により改善することが出来ます。
屋根に関しては、以前ご主人様自らでバルコニーに脚立を立てて屋根を覗いてみたところ屋根が非常に剥がれていたのを確認されていました。
見積担当菊池が実際にカメ棒を使い屋根の撮影をさせていただいたところやはり経年劣化による傷みが見受けられたため補助金を視野に入れてお見積りを出させていただきました。(お客様のご希望により補助金制度を活用させております)
そして、大変有難いことに今回の改修工事を塗装職人でやらせていただくこととなりました。お客様宅では、助成金を視野に入れてということですので、屋根は遮熱塗料をご提案いたしました。
補助金制度を活用する目的のほかに、遮熱塗料を使用することで室内温度が一定に保たれるメリットが期待できるため夏の暑さや冬の寒さの軽減に繋がります。
また、エアコンやヒーターの使用を抑えられることから、光熱費の削減や環境への配慮も期待できるという訳です。
ここで遮熱塗料の効果を目視確認できる動画がありますので合わせてご紹介します。
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実際に工事にはいらせていただく前に注意する箇所がありました。それは足場設置の際に気を付けなければならないことでした。お客様宅のブロック塀は経年劣化から非常に脆い状態になっていたのです。
万が一足場の部品などが接触してしまえばブロック塀を傷つけてしまう恐れがあるため、足場組立と解体の際にはブロック塀に接触しないように足場班との共有認識として細心の注意を払いながら工事を進めさせていただきました。
お客様宅の屋根はアーバニーという屋根材を使用していました。アーバニーという屋根材は塗装の際に注意しなければいけない点があります。
スレート屋根の塗装の場合、縁切りとよばれるスレートとスレートの間に隙間を設ける作業をおこなうことがありますが、通常のスレートと違いまして屋根材の横幅がせまいため縁切りの作業を一枚ずつおこなわなければいけないのです。
こちらは職人が実際に縁切り作業をしている様子です。使用塗料はサーモアイSiクールベネチアブルーになります。上品で爽やかなブルーがとても綺麗に発色しています。
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外壁上塗りの様子です。使用塗料はファインパーフェクトトップです。見積担当はお客様のご希望と、家の状態を考慮したうえで最適な塗料のご提案をさせていただきました。
見積担当だけではなく現場の職人もお客様からのご質問に対してお応えさせていただき、お客様がご満足いく施工工事を日々目指しています。
お客様宅の塗装を担当したのは、爽やかな笑顔でお客様からの評判も良い一級塗装技能士の曽根職人です。
関連動画 「職人紹介」
今回お客様宅では三回目の塗装改修工事でしたが、施工後に家をご覧になられて弊社での仕上がりに大変喜んでくださって見積担当菊池も職人もお客様のお言葉が励みとなりました。これからもお客様の家が長持ちするように、見積もりから工事まで誠心誠意ご対応をさせて頂きたいと思います。