ご自宅のベランダ防水や付帯部の塗装について考える機会というのは普段はなかなかないと思います。しかし、家というのは私たちが思っている以上に日々過酷な環境にあるのではないでしょうか。
家と言っても立地状況や環境によっても様々ですし、日当たりのよい場所と日陰になっている場所などでも家の課題は違うため立地状況をよく判断したうえで、適切なメンテナンスをしていくことが機能性や快適性を保ち家を長持ちさせるためには欠かせません。
今回は焦点を絞ってベランダ防水と付帯塗装についてのお話をさせていただきます。
前回のブログでもご紹介させていただいたお客様宅のベランダの写真です。経年劣化による色褪せなどの症状が見受けられました。
ここで前回のお客様宅の記事をご紹介いたします。
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経年劣化による症状をそのままにしておくと、建物の内部に雨水などの水分が侵入してしまう原因となってしまいます。そして、侵入したところから木造部分が腐ってしまったり、鉄部が錆びてしまったり、建物の強度に影響を与えてしまう状況になりかねません。
大がかりな補修工事になればなるほど時間や費用もかかりますので、そうならないためにも定期的なメンテナンスをすることで建物を丈夫な状態のまま永く保つことが可能になります。
ベランダ防水工事ではまず、下地調整のため全体的に丁寧に手作業でケレン清掃をして表面を整えていきます。塗料の機能を最大限発揮するためにも、仕上がりの美しさだけでなく、塗料面を長持ちさせるためにも丁寧なケレン作業は不可欠です。
下地調整を終えた後に、塗膜剥離の原因となる残存除去のためのアセトン拭き上げをしっかり丁寧に行っていきます。
次にベランダ床面の下塗りを塗っていきます。下地調整をしっかり丁寧に行うことにより下塗りが綺麗に仕上がります。
下塗りがしっかり乾いたことを確認し中塗り作業をしていきます。
最後の仕上げである上塗り塗料をローラーで丁寧に隅々まで塗っていきます。
ここでベランダ防水の作業がわかる動画がありますのでご紹介いたします。
関連動画 ベランダ防水トップコート
こちらがベランダ施工後の足場解体前検査の時の写真です。
施工前に比べベランダ床面の色は落ち着いた色合いの仕上がりとなり、外壁の色と合い全体的に明るい印象に仕上がりました。
あわせてこちらのブログをご紹介いたします。
関連記事 ベランダの床塗装からみる塗料選びの難しさ
お客様宅の付帯部塗装箇所は破風・雨樋・水切り・霧除け・庇上スチール・雨戸(大小)・玄関木柱でした。外壁や屋根と一緒に付帯塗装をするメリットはいくつかあります。
・コストの節約になる
・何度も塗装工事をする必要が減る
・劣化の進行具合のズレが少なくなる
・建物全体の美観の向上
付帯塗装をする場合にはどうしても足場が必要になってくる高所での作業があるため足場が必要になります。その時に外壁や屋根も一緒に塗装することで一回の足場で家全体を塗装できるのでコストの節約が期待できます。
劣化した付帯部材は補修または交換が必要になります。付帯部を除いて外壁や屋根だけ塗装した場合付帯部だけ劣化が進行していくため、外壁と屋根との劣化の進行具合にズレが生じます。
しかし、一緒に全体的に塗装をしておけば劣化のズレは起こりにくくなるので、次の塗装も丁度よいタイミングで塗装を行うことができます。
美観的にも劣化したところを残してしまっては劣化しているところが悪目立ちしてしまうということがあります。これから塗装をお考えの場合は、美観性の向上のためにもコスト面や性能面においても外壁や屋根と付帯塗装は一緒にされることをご検討いただければと思います。
こちらの動画では、外壁と屋根と付帯塗装をして新築同然の綺麗なお家に変わった様子が見られますのでご紹介いたします。
関連動画 築39年・塗装で新築同然に生まれ変わる日
弊社では、お客様の家の状態を考慮しながらご要望にお応えできるように最適な塗装工事のご提案を常に考えて全ての工事に取り組んでおります。
創業32年となった塗装職人はこれまで多くのリピーター様とご新規様の皆様の支えがあり今に至ります。これからもリピーター様はもちろんのこと、ご新規様の信頼を大事にお客様が「塗装職人に塗装をお願いして良かった」と思ってもらえることを第一に精一杯努めて参ります。
塗装職人は一軒家以外にもマンションやアパート、施設などの大規模塗装工事や小工事という部類のドア・鉄階段などの部分塗装の工事も承っております。お住まいに関するお悩みご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。