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初めての外壁塗装築15年のお宅

最終更新日:2023年8月25日  公開日:2023年8月25日

屋根塗装をご検討されて弊社に見積依頼のご連絡をくださったお客様のお話です。お話をお伺いしたところ2階建ての築15年のお宅で塗装は今回が初めてとおっしゃられていました。

お客様は、新築時から15年経っている屋根の様子を気にされている印象でした。

見積担当菊池が実際にお宅へご訪問させていただきお客様と一緒にお宅の様子を見て回りました。お宅は一見するときれいにも見えますがやはり所々で経年劣化の症状が見受けられました。

外壁の箇所で言うと、シーリング材の劣化(外壁とシーリング材との間に隙間ができる剥離の症状)や外壁に藻の発生と汚れ等がある症状です。

お客様が気にされていた屋根の様子ですが、屋根の撮影にはバルコニーへ通していただきそちらから専用の棒を使い撮影をさせていただくのですが、ご訪問前のお電話にてお客様の了承を得て撮影をさせていただいております。

実際に撮影した後屋根を見てみますと、お客様宅ではジンカリウム鋼板の屋根材を使われていました。ジンカリウムとは亜鉛とアルミとシリコンのメッキ鋼板で自然石粒をセラミックコーティングした屋根材で軽量で耐久性と耐候性と美観に優れた高性能屋根材として効果が期待できます。

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お客様に屋根材(拝借させていただいた図面にもジンカリウム銅板と記載あり)と現状の写真をご覧いただきながら屋根の状態をご説明させていただいたところこれといって異常も見られず、お手入れの必要もないという事で気にされていた屋根ですが、今回は施工はされないというご決断をされました。

お客様とお宅を周らせていただく際にマグネットを持参してお客様に塗るところ、塗らないところのご説明もさせていただいております。

というのもお客様から「ここは塗れるんですか?」とお尋ねいただくことがあるからです。マグネットがくっつく所はスチール(鉄)の素材である事が一般的に多いため塗装には向いていますが、マグネットがくっつかない所例えばサッシなどは今回は塗装しませんという事をお客様にお伝えさせていただきます。

ただし、必ずしもという事ではなくお宅によって塗るところ塗らないところというのは様々なのが実態です。

初めての塗装でわからない事があるお客様に対しても出来る限りご理解いただけるように言葉だけではなく、実際にお客様にお宅の状況等を見ていただき参考資料なども一緒に見ていただきご納得いただいてから工事をさせていただくという事にも弊社では意識してお見積をさせていただいております。

お客様とお宅を周らせていただき外壁とシーリング以外で劣化の症状が見受けられた箇所として、エアコンの配管化粧テープや破風巻き、ベランダ、付帯物(鼻隠し・軒裏・雨樋・水切り・シャッターボックス・庇上スチール・矢切飾り)がありましたので、こちらも施工範囲として受注をいただきました。

外壁のお色選びのエピソードですが、お客様から外壁の模様はそのまま生かしたいというご要望がありましたのでクリヤ―塗料を選ばせていただきました。

関連動画 外壁クリヤー塗装。7年目の再塗装依頼。

ベランダは、ウレタン防水にするか迷われていらっしゃったのでベランダを実際に見させていただき、お客様のベランダにはもともとFRP防水が施してありそちらはしっかりしていて傷みも無かったので、お化粧直しとして今回はトップコートのメンテナンスのみとさせていただきました。

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劣化の症状が見受けられた箇所のエアコン配管の施工後の写真です。

こちらはベランダのトップコート施工後の写真です。足場のベースが床面に当たらないようにしっかり固定しています。

外壁とシーリングの施工後です。外壁はもともとの模様にきれいな艶がでてより明るい印象に仕上がりました。

お客様のご要望通り、サイディングの模様を生かして職人の丁寧な作業によって外壁とシーリングもきれいに仕上げさせていただきました。施工後のお宅をご覧になられたお客様から「今の模様を生かして丁寧にやってもらえて良かったです」と大変嬉しいお言葉も掛けていただき現場担当菊池も職人も大変励みになりました。これからも、お客様に喜んでいただけるように誠心誠意取り組んで参りたいと思います。