塗装業者のクチコミ疑惑とやらせレビューについて

外壁塗装をしようと思った際に、まず行うことが業者選び。

もちろん腕のいい業者を探すのは当たり前ですが、それには資格だったり実績だったり創業年数なども視野に入れる人もいると思います。

価格から入るのであれば一括見積サイトという手段も、もしかしたらあるかもしれません。

ただ品質に対してはそれなりのリスクを承知で見積もり依頼をする必要があります。

これだけ世の中には数多くの家がありますが、どの家も同じ業者に塗装を依頼していたという偶然は少なく、それぞれの家がそれぞれの違う判断理由でそれぞれ違う塗装業者さんに工事を依頼しているわけです。

選ぶ基準はネットから、あるいは近所で工事していたから、知り合いからの紹介などなど様々です。

その中でも判断基準の筆頭格と言えるのがクチコミです。

アマゾンのレビューが有名ですね。

私は最近外に出かけることが滅法少なくなり、買い物は8割以上がアマゾンです。

食事は奥さんがやってくれるのでもちろんそれ以外です。

その時に品物の品質基準を選ぶ指標が圧倒的にレビュー内容と星印の数です。

ただそれも少し前からは、それをも疑うようになりました。

ニュースでもやらせレビューが問題になっているというのもあります。

でもこれは今始まったことでもく、昔は食べログでもありましたね。

好意的な口コミ投稿をさせることで点数のランキング操作をして高評価を得る手法・・

実際に食べてもいないのに良い評価の口コミをする・・

そういうやらせを代行する業者の存在も知ってはいましたが、そんなニュースが世の中に知れ渡っているのに、アマゾンなどの大企業がレビューの悪用操作をさせるわけがない!!と思っていたので、最近まではレビューだけを見て品質を判断して買い物をしていました。

そういう私なので、病院に行く際にも口コミも利用したりします。

外食も口コミで判断したりします。

それでも懐疑的になってしまったのは、うちが塗装業者としてお客様から頂く口コミを気にするようになり、他の塗装業者の口コミも気にしてみるようになってきたからです。

他の業界はわかりませんが、私自身が何十年間と塗装業界にいてこれまでたくさんの手紙や感想文などをお客様から頂いてきたからかもしれません。

本物の口コミには、本当に工事をした人でなければここまで具体的には書けないだろうなという雰囲気が伝わってくるものです。

逆に偽物はだいたいいつも同じ人がアカウントを変えて投稿したんだろうなということが何となくわかるようになってきたのです。

文字は違っていても意味合いは同じようなこと書いていたり、具体性に欠ける内容だったり、句読点を付ける場所が特有でいつも同じ場所だったりするわけです。

おかげで私の買い物の場合は、星印が圧倒的に多い商品は逆に避けるようになってしまいました。

値段が高くない日常品ならまだしも外壁塗装は値が張ります。

特に工事の性質上工事が終わって数年経過しないと本当の品質はわからないものだけに、実際に工事した人からの感想は非常に貴重なものになります。

それゆえ、もしそれが代行業者によるやらせレビューだとしたら結構悪質な部類に入りますよね。

そんなこれから塗装を考える人が参考にする貴重な口コミだからこそ、うちも業者として必然的に力が入ります。

良い評価を頂くためにクチコミ投稿のお願いをさせて頂くこともあります。

ただしお願いはさせて頂くものの、実際の評価と投稿はお客様次第です。

当たり前ですね、口コミなので。

良い評価も悪い評価もその内容もすべて自主的な形でお客様に投稿いただいています。

私がなぜこのようなことをお話しするのかと言えば、世間をにぎわせているやらせレビューのおかげで、お客様から頂いた100%正真正銘の口コミを無駄にしたくないからです。

塗装業者選びについて頭を悩ませている方に、塗装職人の口コミは100%信じてもらいぜひ参考にしてくださいということをぜひとも伝えたかったのです。

それでこそ口コミをして頂いたお客さまへのお礼として報い出来るとも思っているからです。

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