築17年になるお宅の塗装工事のご依頼をいただきました。今回のお宅では補助金制度を活用しての工事となりました。
補助金制度についてのお話は、今回は省略させていただきます。
ご興味がございましたら前回のブログで少しご紹介していますので、よろしければそちらをご覧ください。
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家の特徴を活かした塗料のご提案
外壁塗装は、建物の寿命を延ばし、美観を維持するために欠かせない重要な工事です。
建物は、劣化状況や立地環境、形状などが一軒一軒異なりますので、建物に合った補修方法や塗料も違ってくるわけです。
材質を見極め、適した塗料をご提案させていただくためにも、現地調査は重要になってくるのです。
ごく稀に、現地調査はしないで概算をお知りになりたいという方がいらっしゃいますが、それは基本お断りさせていただいております。
なぜなら現場を見ずにお話だけで金額をお伝えすることは、トラブルの元になる場合もありますし、お話だけで判断するのは限界があり曖昧なお答えしかできなくなってしまうため、実際に現場を見させていただいてお答えすることを大事にしています。
お客様宅の外壁は材質の異なった仕様になっていたため、まずお客様にどこまで塗装をされるかご希望をお伺いしました。
今回の塗装では正面側の外壁は塗らず、モルタルのみを塗装することで決まりました。ご提案させていただいた塗料は、ナノコンポジットW(水性)です。
モルタル外壁は、ひび割れやクラックが発生しやすい材質になります。そのため、塗装前には下地の状態をしっかりと確認し、必要に応じて補修を行う必要があります。
小さなひび割れやクラックも見落とさないように、現地調査の際はあらゆる角度と場所から細かく外壁を調べていきます。
下地補修が必要な場所があれば、補修担当の職人と打ち合わせをして作業計画を立てていくのが一般的な流れとなります。
幅の小さな初期のクラックなどであれば、塗装の職人が補修することもあります。
下の動画では、大きく入ってしまったクラック補修の工事方法をご紹介していますので合わせてご覧いただければと思います。
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関連動画 外壁クラック補修の技
外壁補修シーリング
外壁塗装の前に仕上げておく場所がシーリング箇所になります。経年劣化の症状は、外壁や屋根だけではなくシーリングなどにも表れてきます。
シーリングは、建物の内部に外気が侵入するのを防いだり、雨水から守る役割があります。
そのシーリングが経年劣化で弱ってくると、隙間ができたりして効果が維持できなくなってくるのです。
塗装の前にシーリングを行う理由は、美観や防水性の向上を上げるために行われます。シーリングを施工する際にテープ養生をするのですが、このテープ養生でせっかく綺麗になった外壁を汚したりしては大変なことになります。
ですから、先に養生などが必要な作業をした後に塗装を行うようにしています。
また、塗装の塗料とシーリングの相性などもありますので、弊社ではシーリング工事はシーリング専門の職人が施工をいたします。
専門の分野は専門職人が行うことで、最高品質の仕上がりで工事をご提供させていただくことができます。
関連動画 本物のシーリング職人
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外壁の色決め
外壁の色は家の印象を大きく左右する重要な要素です。それも、一度塗装をすればその後十数年は塗り変えることは殆ど無いため、お客様も慎重にお選びになります。
お客様のご希望のお色が決まるまでのお手伝いをさせていただいていますが、弊社ではカラーシミュレーションを活用して、よりお客様がイメージしやすいシステムを導入しております。
今回のお客様宅の外壁を選ぶ際にもカラーシミュレーションを活用していただきましたので、内容をご紹介します。
まず、カラーシミュレーションを行うにあたり、お客様のご要望と塗り替えを行う範囲を確認していきます。
そして、お客様のご要望に沿ったカラープランニングをさせていただきます。お客様は、「正面側の外壁に合うような暖かみのある色味で統一感を出したい」とおっしゃっていました。
屋根塗料・外壁塗料の色見本の中から、お客様が気に入ったお色でカラーシミュレーションを作成させていただき、その中から選んでいただきます。
そしてお客様が今回お選びになった屋根の色は、正面側の外壁の赤やピンクと同系色である赤味のあるブラウンで決定いたしました。
こちらが塗装完了後の写真になります。元々の外壁の色を活かした塗装により、家全体が統一されて、とても上品で温かみのある印象へと変わりました。
この仕上がりには「まるで新築のようですね」と、お客様も大満足のご様子でした。
お客様のご要望を叶えることが出来て、菊池も携わった職人も大変嬉しく思います。
塗装の際の色決めは重要な部分です。これから長年にわたって選ばれた色でお住まいになるお客様が、「この色にして良かった」と思っていただけるように、弊社ではカラーシミュレーションを活用してご協力させていただいております。
カラーシミュレーションの際はご遠慮なく、細かい部分までおっしゃっていただければと思います。
もちろんカラーシミュレーション以外にも色選びのこと、工事のこと、些細なことでもお気軽にお話いただければご対応させていただきます。
これからも、お客様が満足される外壁塗装工事のご提供となるように、お客様の気持ちに寄り添ったヒアリングを大切にしていきたいと思います。