カビとコケの違いで塗装の施工方法は変わる?

そろそろ関東地方でも梅雨入りが近いですね。梅雨といえばカビが気になる季節です。

外壁塗装をする理由としては様々な原因がありますが、カビは最も多い理由の一つです。

その他の理由としては汚れ、ひび割れ、雨だれ、カビなど・・・

汚れは外壁全体になじむためまだ良しとしてもカビは部分的だったり、そもそも菌のため衛生的にも汚れよりかは早く除去や塗装できれいにしたいと思う方も多いはず。

これまで我が塗装職人の工事事例でも、カビを理由に塗装される方も結構います。

このカビは日蔭を中心に発生します。

一方で「コケ」は日が当たるところに発生します。

本日、東京店でちょっとした模様替え?をしたのですが、そのコケの発生が良くわかる証拠がこちらです。

店舗前に設置してあるベンチ上に1年ほど貼ってあるラミネートA4サイズの用紙です。

今回汚れてしまったので張り替えようと、用紙をはがした際のタイル部分を見ると黒い文字部分の場所だったところにはコケがほぼ発生していないのがわかります。

これは黒は日光を透過させず、白い白紙の部分は日光を通してコケが発生するということの証拠です。

色の違いでここまで違うのかという印象でしたが、もしこれがカビだったとしたら、黒文字部分の場所は影になるのでカビが発生していたかもしれません。

コケも湿気を好みますが、張り紙の下は雨で塗れて湿気が抜けにくく、それでいて日光を浴びるのでコケの育成には適していたようです。

住宅の場合ではかカビは主に外壁に発生しますが、コケはこの当たるスレート屋根によく発生もしています。

推測ではスレートの上にたまった砂埃が強烈に付着し、砂埃に吸着した雨水がコケの育成に程よい影響を与えるのではないかと思っています。

こちらは外壁のカビです。特にリシンなどの砂粒状の外壁骨材にはよく付着する傾向があります。

カビは菌コケは植物という違いがありますが、いずれにしても塗装の際の処置は同じです。こちらの動画のようにカビやコケはこのように高圧洗浄で落としてから塗装をします。

ほとんどの塗料には防カビ剤が入っているため、それでカビやコケの発生を抑止します。

外壁塗装ではオーソドックスな日本ペイントの「パーフェクトシリーズ」。

ベンチには新しい休憩所の用紙を貼り付けました。ラミネートといえども紫外線で結構劣化するので今後もその都度張り替えていきます。

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