最終更新日:2022/11/20、作成日:2022/10/16
目次
品川区の「住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修)」は、区内施工業者に依頼して環境やバリアフリーに配慮したリフォーム工事を行う場合に、工事費用の一部を助成する制度です。品川区民の方であればこの制度を利用することで、お得に屋根や外壁などの遮熱塗装ができます。
この記事では、品川区の住宅改善工事助成事業制度を利用した外壁塗装工事について、助成金制度の概要や手続きの方法などをわかりやすくご紹介しています。
※記事の内容は公式ホームページの内容を基本とし、一般の方にもわかりやすいような表現に書き直している箇所があります。正確な表現を確認したい場合は、公式ホームページも併せてご覧ください。
弊社、塗装職人の本社は横浜にあり、都内では世田谷区と杉並区に支店のある会社です。そのため、品川区のお客様への施工を担当させて頂いたとしても、残念ながら「助成金の対象外」となります。しかしながら、塗装工事は業者によって大幅に金額や施工品質が異なります。最終的な工事合計額や施工品質を重視されるのであれば、ぜひ下記のお見積りフォーム(無料)よりお声がけください。
助成金の概要
- 助成金の金額
- 区民:工事費用(税抜)の10%(上限20万円)
- マンション管理組合・賃貸住宅個人オーナー:工事費用(税抜)の10%(上限100万円)
※予算総額は4,800万円。助成交付額が予算総額に達した時点で受付終了(先着順)。- 対象者
- 品川区民でありこの制度を初めて利用すること
- 区内施工業者に発注して行う工事であること、他
- 対象となる施工
- 屋根・屋上・外壁・ベランダのいずれかに遮熱性塗装を使用すること
- 申込受付期間
- 令和4年4月1日(金)~令和5年2月14日(火)
- 完了報告書の提出期限
- 令和5年2月28日まで
- 区役所窓口
- 品川区 住宅課 住宅運営担当(本庁舎6階)
〒140-8715 品川区広町2-1-36
電話:03-5742-6776
FAX:03-5742-6963
※その場で書類の不備などを確認するため窓口に直接届ける必要があります。
※詳細は品川区ホームページへ
助成金の詳細
対象者の種別
本助成金の対象者は下記の通りです。
- 品川区民の方
- マンション管理組合
- 賃貸住宅個人オーナーの方
対象者共通の要件
- この制度を初めて利用すること
- 工事着工前の申請であり、令和5年2月28日(火)までに助成申請書類を提出できること
- 区内施工業者に発注して行う工事であること
- 助成対象工事費用(税別)の総額が10万円以上であること
- 助成対象工事について他の助成制度を利用していないこと
- 建築基準法その他の関係法令に適合していること
- 建築確認が必要な工事の場合は、原則として品川区建築課で取得すること
対象者個別の要件
品川区民の場合
- 品川区民であること ※申請時点で品川区に住民票を移していない場合、助成金が交付できない可能性あり
- 塗装工事対象住宅(区内)の世帯主であり、現に居住していること。または塗装工事後に居住し世帯主となること
- 前年所得が1200万円以下であること
- 住民税を滞納していないこと
- 工事対象住宅が賃借の場合は、塗装工事について所有者から承諾を得ていること
マンション管理組合の場合
- 品川区内の分譲マンションであること
- 助成対象工事(マンション共用部分の工事)について、総会等で区分所有者の承認を得ていること
賃貸住宅個人オーナーの場合
- 自己所有賃貸住宅(区内)について塗装工事を行うこと
- 前年所得が1200万円以下であること
- 住民税を滞納していないこと
- 申請時点で塗装対象住宅における賃貸借契約を1戸以上結んでいること
- 自己所有の共同住宅(区内)共用部分の工事であること
助成金申請→振り込みまでの流れ(業者に委任する場合)
品川区の公式ホームページ上で公開されている内容から、遮熱塗装工事に関わる部分のみを抜き出して、分かりやすくまとめました。
申請時の書類には、作業前後の写真や使用した塗料のカタログなど、ご自身で用意のは難しいものがいくつかあります。書類の作成や提出は代理人が行っても良いので、役所とのやり取りや書類の準備なども含めて塗装業者に依頼するのがオススメです。
なお、代行を依頼するにあたって委任状などの書類はありません。ただし、申請書等の署名は原則として申請者本人による直筆である必要があります。
繰り返しになりますが、弊社をご指定頂いた場合は残念ながら助成金の対象にはなりません。
STEP.01:業者の選定(お客様)
施工業者を選定します。本社が品川区内にある業者に、施工を依頼する必要があります。
STEP.02:見積りを取る&スケジュール確認(業者→お客様)
施工業者に見積りを依頼します。
「工事着手届」には工事予定期間として開始日時と終了日時、そして工事費用と見積書の添付が必要です。施工箇所を確定した上でスケジュールを決定し、業者から見積もりが出たら申請可能となります。
STEP.03:工事着手届等の提出(お客様→業者→区役所)
「工事着手届」など、工事着手前に提出する書類一式を、品川区役所住宅課住宅運営担当に提出します。工事前に提出する必要がありますが、工事着手まで1ヵ月以上期間が空く場合は受理されないので提出タイミングには注意が必要です。申請に必要な書類はまとめて後述しています。
提出は窓口にて行いますが、提出時に書類について内容の確認を受ける場合があります。その際に塗装業者でないと回答が難しい場合があるので、やはり書類提出を含めて代行を引き受けている業者がオススメです。
STEP.04:受領確認書面の送付(区役所→お客様)
工事着手届が受理された後、区役所から受領を知らせる書類がお客様のお手元に届きます。助成金対象額が記載されていますのでしっかり確認しましょう。
この書類を受け取ってから、業者に施行の実施を依頼してください。
STEP.05:施工の実施(業者)
業者が、塗装作業などの施工を実施します。業者に塗料の写真や工事中の写真を撮影してもらうようにします。
STEP.06:助成申請の提出(お客様→業者→区役所)
「助成申請書」など、助成申請に提出する書類一式を、品川区役所住宅課住宅運営担当に提出します。工事完了後1ヵ月以内に提出する必要があります。申請に必要な書類はまとめて後述しています。
提出は窓口にて行いますが、提出時に書類について内容の確認を受ける場合がありますので業者に代行してもらいましょう。
STEP.07:助成金の交付(区役所→お客様)
助成申請時に提出した「助成金交付請求書」と「口座振替依頼書」に記載された口座に助成金が振り込まれます。
実際に振り込まれるまでに、口座振替依頼書の提出後2~3週間程度かかります。
提出する書類
工事着手前に提出する書類(共通)
工事着手前に提出する書類は、品川区民の方・マンション管理組合・賃貸住宅個人オーナーの方、いずれの場合でも共通です。代理人を立てた場合でも、お客様にて書類の準備や書類への一部記入の必要がある場合があります。
工事完了後に提出する書類
品川区民の方・マンション管理組合・賃貸住宅個人オーナーの方、それぞれ共通で提出する書類と、条件次第で提出する書類があります。
共通で提出する書類
助成申請書の申請資格確認欄を空欄にした場合
品川区民の方と賃貸住宅個人オーナーの方が提出する助成申請書の裏面には「資格同意欄」があります。これは申請資格確認のために、区が住民基本台帳、納税状況について照合を行うことに同意するかどうか、という欄です。この同意欄が空欄の場合は、下記の書類が追加で必要になります。
- 住民票の写し
- 住民税が課税対象の方:住民納税証明書(合計所得金額の記載がない場合は住民税課税証明書も併せて提出)
- 住民税が非課税の方:住民非課税証明書
※なお、住民納税証明書と住民非課税証明書は、条件によって提出する書類の年度が異なります。
- 4月~7月に申請する場合:令和3年1月1日時点で品川区に住民票が無い場合は、令和3年度分の書類を提出する。
- 8月以降に申請する場合:令和4年1月1日時点で品川区に住民票が無い場合は、令和4年度分の書類を提出する。
遮熱塗料を動画でご紹介
「住宅改善工事助成事業」では、遮熱性塗料を使用した塗装が条件になっています。
屋根への遮熱塗装は、屋内に届く熱を下げるのに非常に効果的です。この効果によって、冷房の使用が減ることでエコになります。遮熱塗装による効果がどれほどのものか、サーモグラフィーで確認した動画がありますので、ぜひご参照ください。
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品川区同様、東京都内のいくつかの区では、屋根や外壁塗装の助成金・補助金が出ます。世田谷区のお客様であれば、弊社の施工で補助金を受けられるかもしれません。