ビフォー・アフター
施工データ
施工概要
施工箇所・素材
施工詳細
外壁のクラックをかなり気にされていた世田谷区の戸建て塗装の現場です。
ご依頼の経緯は外壁塗装とクラック補修を同時にできるのか、補修だけは別の業者さんに依頼しなければならないのかという相談を受けました。
現調時に見たクラックの幅は結構大きく、雨水の侵入の可能性もあり通常のクラック補修では長く維持できるようにも思えないという判断からOGS工法(シールをしないで、直接、弾力性エポキシ樹脂注入材を注入する工法)をご提案させていただきました。
施行は原本職人がクラック補修と塗装の両方を手掛け、丁寧な仕事を行いました。塗装完了の1年後の点検では、クラック部分も含め特に問題はありませんでした。
木造住宅の外壁クラックには種類があります。
- 新築時のモルタル乾燥時過程におけるヘアークラック
- 地震や構造的問題から家がゆがんで起きる構造クラック
今回のお家はクラック幅から見てもヘアクラックとは呼ばず、乾燥クラックではありません。原因は不明ですが構造的なクラックに間違いはないため今回の処置に至りました。
一般的に多いのはヘアークラックなのでその場合は手圧注入、ヘアクラックより広い場合は今回のようなOGSもしくは「スムースエポ」で補修をします。
OGS工法の難点はコンプレッサーを使用するため割高になってしまう点なので、手圧注入やスムースエポでもクラック奥深い内部まで意識してコーキング材を注入すれば大丈夫ですが、特に手圧の場合は何度も繰り返す必要があります。
広範囲にわたってクラックがある場合は、クラック補修後さらに砂骨ローラーでの塗装をお勧めします。
クラックで使用する補修材は水性や溶剤、シリコンやウレタンを問わず非汚染性タイプのシール材で補修をします。DIYで時々ご自分でシリコンシーラントなどでクラック補修をする方もいるのですが絶対NGです。
乾燥クラックは乾燥しきってしまたっ現状からでは、一度きちんと補修をすれば再発をすることがないと思いますが、構造的な場合はまたゆがむ可能性をはらんでいます。
弊社ではクラック補修の国家資格も保有しています。クラック補修は経験値なので資格がなくとも補修はできますが、より知見は持っているためクラックに悩む場合はより丁寧な提案はできると思います。