新宿区の「新エネルギー及び省エネルギー機器等導入補助金制度」は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減に向け、新エネルギー及び省エネルギー機器等を導入する区民に施工費用の一部を補助する制度です。
目次
- 最終更新日
- 2023/5/14
- 作成日
- 2022/12/11
太陽光中の近赤外線領域を効率的に反射する「高反射率塗料」を屋根に塗布することで、屋内の気温の上昇を抑え、クーラーの電気使用量の削減が期待されます。そのため屋根への遮熱塗装工事も、この補助金制度の対象となっているのです。
本記事では「新宿区新エネルギー及び省エネルギー機器等導入補助金制度」について、概要や申請の手続きを分かりやすく紹介しています。区のホームページだけでは不足している情報についても、区役所に確認した上で分かりやすくまとめました。節電対策をしながら屋根塗装をお得にできる制度なので、新宿区にお住まいで塗装工事をご検討の方は、ぜひ参考になさってください。
弊社、塗装職人の本社は横浜にあり、都内では世田谷区と杉並区に支店のある会社です。弊社の方針として、店舗がある区外のお客様の施工を担当させて頂いたとしても「助成金(補助金)申請代行・申請サポート」の対応を現在お断りしております。しかしながら、塗装工事は業者によって大幅に金額や施工品質が異なります。最終的な工事合計額や施工品質を重視されるのであれば、ぜひ下記のお見積りフォーム(無料)よりお声がけください。
補助金の概要
- 補助金の金額
- 施工面積1㎡当たり2,000円(上限20万円)
- 対象者
- 新宿区内に居住している方でその住宅の屋根または屋上に高反射率塗装を施工した方、他
- 対象住宅
- 区内にある個人住宅で過去に本制度に基づく高反射率塗装の補助を受けていないこと、他
- 対象となる施工
- 居室上の屋根、屋上部分への高反射率塗装(屋根・屋上立ち上がり部分を含む。天窓部分は除く)
- JIS K5675(屋根用高日射反射率塗料)適合品又は日射反射率(近赤外線領域)50%以上を有する塗料を用いていること
- 申込受付期間
- 令和5年4月17日~令和6年3月31日
- 期間内でも予算枠数に達した場合、受付を終了する
- 対象期間
- 完了日が「令和5年4月1日~令和6年3月31日」であること
- 完了日とは、「施工」と「支払い」どちらも完了した日で、「施工完了日」と「支払完了日」のどちらか遅い方の日付を指します。
- 区役所窓口
- 新宿区 環境清掃部-環境対策課
〒160-8484 東京都新宿区歌舞伎町1-4-1
電話:03-5273-3763
FAX:03-5273-4070
受付時間:午前8:30~午後5:00- 土日祝祭日・年末年始(12月29日~1月3日)を除く
- 詳細は新宿区ホームページへ
補助金の詳細
交付対象者要件
本補助金の交付対象者は、以下の要件を全て満たす方です。
- 新宿区内に居住している方で、その個人住宅に施工した方
- 施工及び支払いまで完了した上で申請書及び各添付書類等が提出可能なこと(提出期限は令和6年3月31日)
- 施工完了日と支払完了日の間は1年以内であること
対象工事
補助対象となる高反射率塗装工事の要件は、以下の2つを満たす工事です。
- JIS K5675(屋根用高日射反射率塗料)適合品、または日射反射率(近赤外線領域)50%以上を有する塗料を使用すること
- 居室上の屋根、屋上部分の施工であること(屋根立ち上がり部分を含む。天窓部分は除く。)
高反射率塗装とは、既存建物の屋上や屋根に塗料を塗布することによって、太陽光線を効率よく反射して屋上や室内に熱を溜めにくくするものをいいます。
申請期間
申請受付期間内でも予算件数に達した場合、受付終了となります。(2022年度も途中で終了しました。)
受付状況(ステータス)は新宿区公式ホームページ内に記載されているので、申請前に確認するのが良いでしょう。
申請窓口
申請を受け付けている窓口は新宿区役所の「環境清掃部-環境対策課」です。
交付申請書及び添付書類を環境対策課窓口まで持ち込むか、郵送も可能です。申請は書類を全て揃えられたものから、先着順で受付を行います。不備のあるものは受付されないので注意が必要です(郵送する場合は送る前に電話で提出書類に不備がないかどうか確認を取った方が確実です)。
補助金申請→振り込みまでの流れ
※手続き代行を依頼する場合
申請から補助金振込までの流れを解説します。新宿区の公式ホームページ上で公開されている内容から、遮熱塗装工事に関わる部分のみに特化して、申請から受け取りまでの手順を分かりやすくまとめました。
本補助金制度では、塗装業者に手続きの代行を依頼できます。代行とは、書類作成や区役所とのやり取りを委任する(任せる)ことです。
助成金の申請には、業者でないと用意するのが難しい書類が多いため、一般の方が個人で申請する場合には困難が伴います。代行者や申請サポートを引き受けてくれる業者を選択するのが良いでしょう。
繰り返しになりますが、弊社は店舗がある区外の助成金・補助金の申請代行・申請サポートを行っておりません。
STEP.01:業者の選定(お客様)
お客様が施工業者を選定します。いくつかの業者から見積もりを取りましょう。
業者は「区内業者」でも「区外業者」であっても申請対象になります。
STEP.02:見積りを取る&スケジュール確認(業者→お客様)
施工業者に見積りを依頼してスケジュールを確認しましょう。
本制度の対象となるのは、申請対象となるのは、令和5年4月1日~令和6年3月31日の間に完了日(「施工完了日」と「支払完了日」のどちらか遅い方の日付)があることです。余裕を持ったスケジュールになるように、業者と調整しましょう。
STEP.03:施工の実施と支払い(業者・お客様)
スケジュールに沿って業者が施工を実施します。支払い(原則、現金・銀行振込)を終えるようにします。
施工と工事費全額の支払い完了をもって申請可能となります。
STEP.04:申請(お客様→業者→区役所)
申請に必要な書類一式(補助金交付申請書など)を用意して、補助金交付申請を行います。申請書および添付書類は、新宿区環境清掃部環境対策課の窓口に直接提出するか、郵送が可能です。
業者に手続きの代行を依頼する場合は、補助金交付申請書の「手続代行者」欄に記載します。
STEP.05:交付決定(区役所→お客様)
新宿区側で申請を受理した後、2週間ほどの審査期間で交付するかどうかを決定します。交付が決定した場合は「交付決定通知書」と「交付請求書」が、審査に落ちた場合は「不交付決定通知書」が送付されます。
送付先は、申請者か代行者のいずれかから選択可能です(補助金交付申請書で選択する)。
STEP.06:補助金交付請求書の提出(お客様→区役所)
受領した「補助金交付請求書」に、補助金の振込先(口座名)を記入して、区役所に提出します。書類が届いてから2週間以内に提出してください。
STEP.07:補助金の交付(区役所→お客様)
新宿区が「補助金交付請求書」を受理した後に、指定した口座に助成金が振り込まれます。補助金確定から振込までの期間は3週間程度です。
提出する書類
「申請時」と「請求時」に提出する書類は以下の通りです。
申請時
- 補助金交付申請書(原則「申請者」が記載する)
- 施工完了証明書(原則「施工業者」が記載する)
- 施工に係る領収書の写し:宛名が申請者氏名となっており見積額と領収書額が一致するもの
- 施工に係る見積書と内訳書の写し(支払日・領収日必須):塗料などの記載があり、宛名が申請者氏名となっているもの
- 補助要件を満たしていることが確認できる塗料のパンフレット等:JIS K5675(屋根用高日射反射率塗料)適合品又は日射反射率(近赤外線領域)50%以上を有する塗料であることがわかるもの
- 施工する住宅に居住していることが証明できるもの(いずれか1つ)
- マイナンバーカード(住所記載面)の写し
- 運転免許証(両面)の写し
- 住民票など住所が印字されている公的な証明書(3ヵ月以内に発行されたもの)
- 施工面積(屋根・屋上部分)の確認ができる図面(手書き可):見積書に記載された施工面積の算出計算式、及び計算式に使用した数値の記載があるもの
- 施工完了後の写真
- 国・都・その他補助金を申請している場合:その内容および補助金額がわかる書類(決定通知等)
- 施工する建物が賃貸住宅あるいは共同所有の場合:施工同意書(住宅所有者のもの)
- 押印不要の書類について誤記入した場合:訂正したことが明らかになるように二重線で訂正する(訂正印は不要)。
請求時
- 補助金交付請求書:交付決定後に区役所から送付されます。
遮熱塗料を動画でご紹介
本補助金制度の補助対象となっている高反射率塗料は、太陽光中の近赤外線領域を反射するため、特に夏場の室温上昇を抑えてくれます。そのため、エアコンの使用が効率的になり省エネ効果が期待できるのです。
どの程度の効果があるのか、遮熱塗装の効果をサーモグラフィーで確認した動画がありますので、ぜひご覧ください。
施工事例のご紹介
新宿区と同様に東京都内のいくつかの区では、外壁塗装に関する補助金・助成金制度が用意されています。例えば世田谷区には「世田谷区エコ住宅補助金」という補助金制度があります。世田谷区内に在住のお客様であれば、弊社の施工で補助金手続きのサポートを行っています。
下記は、世田谷区の補助金制度を用いて施工した遮熱塗装の事例です。併せてご覧ください。