最終更新日:2022/10/14、作成日:2022/7/24
目次
足立区民を対象にした、外壁や屋根の遮熱塗装に関する補助金(助成金)があることをご存知でしょうか。「省エネリフォーム補助金」という制度です。
足立区内の建物住宅で省エネルギー化を目的とした改修を行った場合に、その費用の一部を足立区が補助してくれる制度となっています。この制度の目的は、住宅の省エネ化を図り低炭素社会構築に向けた環境に優しい街づくりに寄与することです。
省エネリフォーム補助金の対象として、「外壁や屋根の遮熱塗装」も含まれています。外壁や屋根の修復塗装の際に遮熱塗料を使用することで真夏でも屋内の温度を下げられるため、エアコンの温度を下げられるなど、省エネルギー化を実現できることがその理由です。
この記事では、足立区の省エネリフォーム補助金についての概要と、遮熱塗装で補助金を申請して受け取るまでの手続きについてご紹介します。
弊社、塗装職人の本社は横浜にあり、都内では世田谷区と杉並区に支店のある会社です。そのため、足立区のお客様への施工を担当させて頂いたとしても、残念ながら「助成金の対象外」となります。しかしながら、塗装工事は業者によって大幅に金額や施工品質が異なります。最終的な工事合計額や施工品質を重視されるのであれば、ぜひ下記のお見積りフォーム(無料)よりお声がけください。
補助金の概要
- 補助金の金額
- 補助対象経費(税別)の3分の1に相当する額、上限額5万円
※補助対象経費:遮熱塗料や部材の購入および改修工事に要する費用 - 対象者
- 申請者が足立区内に住民登録がある個人であること
- 対象となる施工
- 遮熱塗装
※近赤外線領域における日射反射率が50%以上の塗料による塗装 - 申請受付期間
- 令和4年4月11日~令和5年1月31日まで
- 施工期限
- 令和5年2月28日まで
- 完了報告期限
- 令和5年3月31日まで
- 補助予定件数
- 予約件数は制限あり
- 申請書の提出・送付先
- 足立区環境部環境政策課管理係
〒120-8510 足立区中央本町一丁目17番1号
※区役所南館11階
電話番号:03-3880-5935
メール:kankyoseisaku@city.adachi.tokyo.jp
※詳細は足立区ホームページへ
受付期間に関わらず、補助金の予算に到達した時点で受付は終了となります。
令和5年2月28日までに工事を完了し、令和5年3月31日までに完了報告を行なう必要があります。申請結果の通知には1カ月~2カ月程度要するので、余裕のあるスケジュールで申請しましょう。
補助金の対象者(利用条件)
補助を利用できる条件は、下記の10項目を満たした工事であることです。
- 申請者が足立区内に住民登録がある個人であること
- 足立区内の自ら居住する既存の住宅(住民登録地と同一住所に限る)に対する、遮熱塗装であること(集合住宅を除く)
- 工事の着工前に申請すること
- 令和5年2月28日までに工事を完了し、令和5年3月31日までに領収書等の添付を伴って完了報告を行えること
- 今年度内に、本要綱に基づく補助金の交付を受けていないこと
- 補助対象経費が5万円(税抜き)以上であること
- 不動産登記上の一棟の建物単位での申請であること
- 過去5年以内に、本要綱に基づく遮熱塗装の補助金の交付決定の対象となっていないこと
- 申請者に住民税の滞納が無いこと
- 塗装工事について、区から他に補助に係る交付決定をうけていないこと
補助金申請→振り込みまでの流れ(業者に委任しない場合)
※「代行者」を指定しない場合
補助金の申請から、振り込まれるまでの流れは下記の通りです。足立区のホームページを参考に、分かりやすくまとめました。
繰り返しになりますが、弊社・塗装職人は事務所が世田谷区にあるため、弊社をご指定頂いた場合は残念ながら補助金の対象にはなりません。
STEP.01:業者の選定(お客様)
お客様が、施工業者を選定します。本補助金制度を利用する場合、本社が足立区内ある業者に施工を依頼する必要があります。業者に依頼する場合の補助金ですので、申請者本人が行ったリフォーム工事は補助対象となりません。
STEP.02:お見積りを取る&スケジュール確認(業者→お客様)
施工業者に見積りを依頼し、施工箇所を確定した上で見積書を受け取ります。この「見積書の写し」が申請の際に必要になります。また、業者と相談して工事のスケジュールを立てましょう。「着工予定年月日」と共に「完了予定年月日」も申請に必要です。
2023年3月末日までに完了報告が行えるようにスケジュールを調整する必要があります。
STEP.03:申請書等の提出(お客様→区役所)
申請に必要な書類一式を、「足立区役所環境部環境政策課管理係」に提出します。(申請に必要な書類については、後述の「事前申請時に提出する書類」項目にまとめました。)
申請時期は、「工事の着工前」である必要があります。着工の前日まで(前日が土日祝日等の閉庁日の場合は、前日より前の開庁日まで)に必要書類を全て提出します。足場をかけた時点から「工事着工」と判断されます。足場をかける前に申請を終えてください。
申請書類の作成や申請は、代理の業者に依頼することも可能です。
STEP.04:補助金交付決定通知書(区役所→お客様)
申請をしたのち、区役所で審査が行われます。
審査完了後(申請から1~2カ月程度)で「補助金交付決定通知書」が申請者に郵送されます。
STEP.05:施工の実施(施工業者)
施工業者が、塗装作業などの施工を実施します。
補助金交付決定通知書の送付前でも、工事着工は可能です。施工中に工事の内容に変更があった場合は、変更申請書を速やかに提出する必要があります。
STEP.06:完了報告書等の提出(お客様→区役所)
工事完了後30日以内に、完了報告に必要な書類を提出します。
必要書類は、後述の「完了報告時に提出する書類」項目にまとめました。
STEP.07:補助金交付額確定通知書の送付(区役所→お客様)
区役所にて完了報告書の審査が行われ、問題が無ければ「補助金交付額確定通知書」が送付されます。「補助金交付額確定通知書」は完了報告受付後、1カ月程度で手元に送られてきます。
STEP.08:補助金の交付(区役所→お客様)
完了報告時に提出した「口座振替依頼書」に記載した口座に補助金が振り込まれます。「カンキヨウセイサ アダチクカイケイカンリシヤ」からの入金です。
振込には口座振替依頼書の提出後2~3週間程度かかります。振込完了の連絡はありませんので、口座への振り込みはご自身で確認する必要があります。
提出する書類
省エネリフォーム補助金として、提出する書類をまとめました。これらの書類を揃えて申請と完了報告を行います。
書類作成時の注意点
書類作成時は、以下の2点にご注意ください。
- 鉛筆や消えるボールペンは使用できません。
- 代筆する場合は、氏名欄に申請者本人の記名押印をお願いいたします。
また書類には、作業前後の写真や使用した塗料のカタログなど、ご自身で作成するのは難しい書類もあります。書類の作成や提出は代理人が行っても良いので、役所とのやりとりや書類の準備なども含めて塗装業者にご依頼する方法もあるのでご検討ください。
その際は、「補助金申請書」にある「5.申請書提出者」に業者を記載します。
※「作業前後の写真」は、区役所の工事写真例をご参照ください。
事前申請時に提出する書類
申請時に提出する書類は、以下の通りです。申請は「工事着工前」に行う必要があります。遮熱塗装の場合は、「足場をかけた時点」で工事を着工したとみなされるので、その前に書類を揃えて提出しましょう。
- 省エネリフォーム補助金交付申請書(第1号様式)
- 建物部分の不動産登記事項証明書(3か月以内に発行された原本)
- 見積書の写し(申請者名且つ、補助対象工事に要する経費の内訳を記載したものに限る)
- 使用する遮熱塗装のパンフレットやカタログ等の写し
- 建物の平面図又は立面図 補助対象工事着手前の現況カラー写真
- 令和3年度住民税納税証明書又は非課税証明書(3か月以内に発行された原本)
完了報告時に提出する書類
- 省エネリフォーム完了報告書(第7号様式)
- 補助対象工事に係る領収書の写し(申請者名のものに限る)
- 補助対象工事に係る領収書の内訳を記載した書面の写し
- 補助対象工事後の完成カラー写真
- 省エネリフォーム補助金交付請求書兼口座振替依頼書(第8号様式)
書類の提出先・送付先
書類は下記に直接提出するか、郵送します。コロナ禍の現在、足立区役所は「郵送」を推奨しています。ただし、郵便の遅延・不着等の責任は負いかねるということなので、時間に余裕を持って提出しましょう。
〒120-8510
足立区中央本町一丁目17番1号
環境部環境政策課管理係
遮熱塗料を動画でご紹介
屋根への遮熱塗装は、屋内に届く熱を下げるのに効果的です。遮熱塗装による効果をサーモグラフィーで確認した動画をご紹介します。
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足立区と同様に東京都内のいくつかの区では、外壁塗装に関する補助金制度が用意されています。
例えば世田谷区には「環境配慮型住宅リノベーション推進事業の補助金」という補助金制度があります。世田谷区内に在住のお客様であれば、弊社の施工で補助金の手続きが可能です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
2022年度版:世田谷区の屋根塗装(+外壁塗装)補助金(助成金)
下記は世田谷区の補助金制度を使って施工した遮熱塗装の事例です。併せてご覧ください。
築40年のお宅。補助金で遮熱塗装と気になる箇所を塗装リフォーム